コンサドーレ
2025/05/06 21:40 NEW

4点差つけられ自ら〝家泉大作戦〟発動「自分が試合を壊してしまった」

前半、ゴール前に攻め込むDF家泉(右)=撮影・松本奈央

■J2第14節 札幌2-4磐田(5月6日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)

試合終盤に今季3点目も空砲に

 北海道コンサドーレ札幌は磐田との〝降格組〟対決に完敗した。右CBとして先発出場したDF家泉怜依(25)は0-1の前半20分にオウンゴールするなどミスが失点に直結する負の連鎖に陥っていた。0-4とされた後の後半30分すぎにはたまらず自ら前線に入ってパワープレーを発動。同36分には意地のヘディングゴールをたたき込んで自身の今季3点目を挙げたが、チームの勝利には届かなかった。

【道スポが全部読める! お得な年払いプラン】

 強い責任感が体中を突き動かした。後半36分、DF西野から山なりのクロスにうまく頭を合わせて、ゴール左に突き刺すと、すぐに次の攻撃へ向けて自陣に全力で駆け出した。その後もゴールに迫るシーンはあったが、追加点はならず。「自分が試合を壊してしまった」と言葉少なに肩を落とした。

後半36分、ヘディングでゴールを決めるDF家泉(中央左)

 

失点をそれぞれ受け止め

 4失点のうち、1点目は相手のロングパスがDF髙尾の頭上を通されてからの失点。家泉が直接関与していたわけではない。だが「外を突破されても、中でそのあとカバーしとけばいい。1失点目のシーンも、自分が前のトップ下の選手に出る形になったんで、そこを(髙尾)瑠くんに声を掛けて『裏お願い』って言っておけば防げた失点。2失点目も自分がしっかり弾くところ。3失点目は論外のプレー。守備とかの問題じゃない」と、何度も唇をかんだ。

前半20分、DF家泉(右から3人目)のオウンゴールで失点する=撮影・石川崇子

 

 3失点目を喫した場面で、MF高嶺朋樹主将(27)が選手を呼び寄せ、自陣ピッチ上で円陣を組んだ。「落ち着いて一個一個返していこう。一回切り替えて行くぞ」とのゲキに気持ちを入れ直した。ところが後半25分に4失点目。「焦って行っちゃって、また軽いプレ-して(西野)奨太に任せる形になってやられた。結局、僕のところでやられている」。

「後ろにいても意味ないと思った」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい