ファイターズ
2025/08/22 16:45 NEW

《ハム番24時》8月22日


 今川が最終盤の戦いでチームの力となるべく、鎌ケ谷の地で己を磨いている。「いつでも1軍に呼ばれていいように準備はしているつもりですし、その中でも(大事なのが)結果というところ。僕なんて立場的にも、結果を出さないことには上に上がれないと思うので」

 その準備が結果となって現れたのが12日のDeNA戦。2打席連続弾を放って5打点をマークするなど、状態は確実に上向いている。「やれるべきことはやっていますし、それが今、ファームで目に見えて結果も出ているので。あとは1軍に上がって、1軍で結果を残すだけですね」

 先週行われた2軍の北海道遠征では人一倍、大きな声援を受けており、あらためてファンからの人気の高さを感じることができた。「自分のタオルとか、ユニホームを持っている方がたくさんいて。(旭川の試合前のサイン会では)エスコンで待っているよって、みんなが言ってくださって、あらためてたくさんの方に応援してもらえているなというのを、すごく実感しました。一日も早く1軍に上がって活躍している姿を見せるのが、ファンの皆さんへの恩返しだと思うので、応援してくれている方々のためにも頑張りたいなと思いました」

 1軍は現在、優勝争いのまっただ中。今季でプロ5年目を迎えた中で、ある強い思いを抱いている。「僕の3年目まではずっと最下位争いをしていて、去年はほぼ1軍にいなかったので。優勝争い、クライマックス(シリーズ)とか、そういうヒリヒリした場面での野球をまだやったことがなくて、野球人としてすごい悔しさがあります」。一プロ野球選手として、一刻でも早く1軍に上がり、優勝争いの中に身を投じることを、今川は強く願っている。

 「早くファイターズの一員になって戦いたいなという思いはずっとあるので、なんとかファイターズに貢献したいと思っています。『優勝へのラストピースは今川優馬だ』と自信を持って言えるように、今、取り組んでいます」。幼少期から愛するチームに、自分の手で優勝の栄誉をもたらすべく、1軍昇格のその時を信じて、今川は戦い続けている。

優勝へのラストピースとなることを誓う今川=撮影・工藤友揮

  

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