ケガから復帰の高嶺朋樹主将 新体制初勝利誓う「より一層、展開力が生きる」
新体制での初勝利を誓ったMF高嶺=撮影・西川薫
■8月22日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は23日の第27節・甲府戦(午後6時30分キックオフ、山梨・JITリサイクルインク)を翌日に控え、札幌市内で最終調整した。9日の長崎戦で左腹部を痛め、前節・秋田戦(0●2)を欠場したMF高嶺朋樹主将(27)が、連敗ストップと柴田慎吾新政権(40)の初勝利に貢献する。
目の上の甲府とは勝ち点4差
残り12試合。PO圏内まで勝ち点9差。10位・甲府とは勝ち点4差と手が届きそうな位置にいる。「(秋田戦は)勝ちたい気持ちが相手の方が上回ってた。自分たちを信じられるか、次の1試合に全てを懸けられるか」。勝利への強い信念で敵地に乗り込む。

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長崎戦の前半18分、味方クロスのこぼれ球を、ペナルティーエリア外から高嶺がチーム2位となる5得点目をマークしたが、後半11分に負傷退場。秋田戦は大事を取って欠場したが「大丈夫です。痛みもない」。思わぬアクシデントがあったが、幸いにも離脱期間は短くて済んだ。
攻撃的サッカーで自分の特長を発揮するぞ
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高嶺にとって新体制1週間が過ぎ、練習メニューなど変化は徐々に現れている。「個人的には違いはさほどないですね。ある程度守りながらワイドを使った攻撃だったり、そこから自分たちが元々持っているコンビネーションを生かす形になってる。自分はより一層、展開力が生きる」。新指揮官の攻撃的サッカーでこそ、自身のストロングポイントを100パーセント発揮できると確信する。

守備も「積極的に勇気を持ってボールを取りに行く」
攻撃だけではない。「守備に関しても、積極的に勇気を持ってボールを取りに行くところは今取り組んでるところだし、前半後半含めて入りの統一感は選手間でも話している。チームの統一感も含めて変わってきているのではないか」。チーム全体のベクトルが、一致して勝利という方向に向かっている。
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前回対戦のホーム甲府戦(0●1)は、前半7分にコーナーキックからのセットプレーで敗れた。「5-4-1で、しっかりブロックしながら、後ろに高い選手がいるチームでセットプレーを中心に点を取っている。前線に10番だったり個人ではがせる選手がいる。相手に高い選手がいるセットプレーなので、攻撃で変化を使いながら戦って、チャンスを作っていきたい」。新体制初勝利で、逆転昇格へのろしを上げる。
