Bリーグ
2022/09/27 23:10

折茂社長「勝負の年。日本一目指す」 レバンガ決算報告&道庁表敬訪問

決算報告と中長期計画を発表した折茂社長(左)と横田CEO

6期連続黒字、今季売り上げ目標は13.9億円

 10月1日にB1リーグ開幕戦を迎えるレバンガ北海道は27日、折茂武彦社長(52)と横田陽CEO(45)が道庁の小玉俊宏副知事(63)を午前中に表敬訪問。午後は第12期(2021年7月~22年6月)の決算報告と中長期計画の発表会見を行い、6期連続の黒字達成や、今季の売り上げ目標を13.9億円にすることなどを発表した。

26年の新リーグ参入基準超える設定に

 今季はチーム成績とクラブ運営、共に2026年の新リーグ参入へ布石を打つための大事な1年となる。チームに関して折茂社長は「結果を求められる勝負の年と言うほか何ものでもない1年。チャンピオンシップはもちろん、日本一を目指す」と語った。

 昨年度はコロナ禍の中でも過去最高の10億7473万882円の売上高で、6期連続の黒字に。広告料収入は過去最高益、興行収入も前半戦は50%収容ながらダイナミックプライス(変動価格)を導入し客単価を上げ前年比大幅増を達成した。

 本年度の目標は売り上げ13.9億円、7期連続黒字、平均入場人員4000人を達成し、チームはB1優勝を目指す。Bリーグ将来構想において、初年度から新リーグのトップリーグに参入するには13.2億円(税込み)の売り上げが基準となるため、それを超える目標を設定した。

 24年予定の参入ライセンス審査までの2シーズンはまさに勝負。「第1フェーズは安定運営、21年から第2フェーズで、26年に向けて本当の意味で日本一を体現できるクラブを目指します」と横田CEOは説明した。

 また、昨秋にクラブの法人、個人の株主から普通株式3633株を折茂社長が譲受したことも発表。同社長がクラブの3分の2の株式を保有することになった。スポンサーの正栄プロジェクトが債務の株式化を行い、債務超過の解消が16年のBリーグ参入につながった。経営安定化に伴い、その分を買い戻した形だ。折茂社長は「自分自身さらなる覚悟を持ってクラブを成長させ、自立を果たしていきたい」と力を込めた。

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