ファイターズ
2022/09/10 23:05

伊藤大海8回3安打0封 不調を吹き飛ばす熱投!

気迫の投球で8回無失点と好投した伊藤(撮影・桜田史宏)

■日本ハム2-1西武(10日、ベルーナドーム)

11勝目はお預け

 救援陣が同点に追いつかれ、自己最多の11勝はお預けとなったが、伊藤大海投手(25)が8回113球を投げて3安打無失点の力投を披露。チーム11連戦の初戦で、先発の役割を十分に果たした。

 本調子でなくとも、結果を残すのが右腕のすごさだ。試合前のブルペンでは「極端に悪くて、3球ぐらいしかストライクが入らなかった」と言うものの、投げながらフォームを微調整するなど工夫。多彩な変化球を駆使して、相手打線に的を絞らせなかった。

 大学日本代表でチームメートだった1学年上の松本と、しびれる投手戦を展開した。普段からよく話す間柄で「楽しみにしていましたし、スコアボードを見るたびにヒット数も一緒だし、球数も似た感じだった」とバリバリ意識。「航さんより1イニング長く投げられて良かったです」とニヤリと笑った。

もう1回先発

 新庄監督による抑え起用プランが浮上しているが、試合後、指揮官は「もう1回先発」と明かした。最多勝のタイトル獲得へ可能性はゼロではない。次回登板で、まずは〝自分超え〟に挑む。

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