男子国内ゴルフツアーの道内初戦、「セガサミーカップ」が、１８日から、千歳のザ・ノースカントリーＧＣ（７１７８ヤード＝パー７２）で開幕する。２週前の国内メジャー・日本プロ選手権で２位に入った、江別出身の片岡尚之（２４、フリー）ら道勢ではプロ・アマ７人が出場。片岡は初日、幕別町出身でホストプロの植竹勇太（２６、セガサミーＨＤ）と同組でラウンドする。

３年ぶり有観客「いいプレー見せられれば」

　昨季ツアー１勝を挙げた片岡が、上り調子で地元北海道へ乗り込んできた。「前半戦の途中から調子を落としてたんですけど、日本プロで２位に入ってちょっと調子が上がってきている。もちろん、優勝を狙っている。自信はないですけど、やる気はあります」と、ツアー２勝目を見据えた。

　１１日に帰道。ツアーで片岡のキャディーを務めたこともある東北福祉大の後輩・笹村心さんと、札幌のジンギスカン「七桃星」で食事をした。Ｂ１レバンガ北海道の折茂武彦代表プロデュースの人気店で「めちゃくちゃ、おいしかった」と、北海道名物を堪能し、心もパワーも充電完了だ。

　両親が江別から音更に転居したため、千歳のホテルから通う。３年ぶりの有観客に、「すごくうれしい。両親も知り合いも来てくれるので、いいプレーを見せられれば」。さらに、予選２日間は、東北福祉大で２学年先輩の道産子・植竹と同伴。「一緒に回るのは今年は初めて。先輩についていきます」と、２人で地元ファンを盛り上げる。