高校野球
2022/03/05 14:54

クラーク 18日15時、九州国際大付と再戦*神宮大会初戦敗退のリベンジだ!! 

新千歳空港から道外遠征に出発したクラークの選手らと佐々木監督(後列右端)は気合のガッツポーズ

 選抜高校野球大会(18日開幕、阪神甲子園球場)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで行われた。創部8年目で春の甲子園初出場のクラークは大会第1日第3試合で、昨年11月の明治神宮大会で敗れた九州国際大付(福岡)と再激突する。チームはこの日の午前中に宮城へ移動。早速グラウンドで練習を再開させた。白取太郎主将(2年)はリベンジと聖地初勝利を誓った。

センバツ甲子園組み合わせ決定

 早くも雪辱の舞台が整った。クラークは神宮大会1回戦で九州国際大付に1―5と敗れた。その難敵は4強に進出。白取主将は「神宮大会で負けた悔しさを胸に冬、練習してきた。負けられない」と意気込んだ。

 現チームで初の全国舞台となった神宮大会では緊張から浮足だった。序盤に犯した失策がそのまま失点につながり、劣勢に回った。白取主将は「(エースの)山中は毎日のように九州国際大付とやりたいと言っていた。チームとしても(そういう声は)多かった」。思いは皆、同じ。リベンジ遂行の準備はできている。

 聖地での入場行進に参加できる。18日の開会式に出席できるのは出場32校のうち、第1日に登場する6校のみ。くじ運の良さを発揮した白取主将は「僕たち6校だけ。光栄なこと」。まずは晴れ舞台で勇姿を披露する。

 チームはこの日の早朝に宮城へ移動。約5時間、土の上で練習した。2月の道外遠征時と比べ、「動けている選手が多かった。打球の飛距離も伸びていた。状態はいい」と白取主将。調整は順調だ。

 駒大岩見沢を率いてセンバツ4強を経験している佐々木啓司監督(66)は「前回(神宮大会)は守備のミス、攻撃のミスが出た。ミスなくできれば、楽しみな試合になるかな」と期待を込める。

 本番まで残すところあと2週間。あす6日には前橋育英(群馬)と対戦。今季初の対外試合に臨む。本番へ向け、さらに状態を上げていく。(西川薫) 

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