高校野球
駒大苫小牧が接戦制してエスコン王手 〝新ドクターK〟佐藤大愛が4回無安打9K【南北海道大会】
■全国高校野球選手権南北海道大会(7月13日、テーオーオーシャンスタジアム函館)
▽4回戦 駒大苫小牧1-0俱知安
2年連続8強進出
2007年以来19年ぶりの夏の甲子園出場を狙う駒大苫小牧が少ないチャンスをものにして、2年連続の8強進出を果たした。0-0の六回から登板した左腕・佐藤大愛(とあ)投手(3年)が4回を投げて無安打無失点、9奪三振と圧巻の投球を披露した。試合は0-0の八回にDH野本洸志(3年)が中前に決勝打を放ち、準決勝と決勝が行われるエスコン行きに王手をかけた。連戦となる14日の準々決勝で2年連続の4強入りをかけて、小樽双葉と対戦する。
駒大苫小牧の新ドクターKだ。九回2死。1-2と追い込むと最後は伝家の宝刀・チェンジアップで空振り三振に斬って取り、グラブをポンとたたいて整列に加わった。「まずはチームの勝ちに貢献できたので、とても嬉しかった」。校歌斉唱で音源がグラウンドに流れないアクシデントがあったが、ナインはアカペラで歌い上げ、函館に2度目の勝利の校歌が響き渡った。
悪天候で連日にわたる試合日程の変更もなんの。8日の鵡川戦で先発して5回7奪三振の快投を見せた佐藤が、さらなる圧巻投球で完封リレーを完成させた。当初は11日に行われるはずだった4回戦は2度の順延。順延になった12日は森の室内を借りて、20球ほど投げ込みをして調整。この日の朝は4時40分起床。「準備は初回から作って、万全な状態で入れました」。ゆったりとしたフォームから、コンパクトなリリースで急加速。六回の先頭から4者連続三振で滑り出すと、自己最速を1キロ更新する136キロをマークするなど、その後も次々に三振を奪い、許した走者は二つの四死球のみ。二塁も踏ませぬ完璧な投球で勝利を呼び込んだ。

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