春の全道王者に肉薄した旭川農業 異色の経歴・就任2カ月の渡辺監督が初の甲子園目指す【北大会抽選会】
初戦は28日2回戦・旭川北と
全国高校野球選手権・北北海道大会の組み合わせ抽選会が11日、旭川スタルヒン球場など全道6カ所で行われた。前日抽選会を行った南大会同様、北大会でも今回から支部予選を廃止。参加68チームが一つのトーナメントで代表校の座を争うこととなった。北大会は今月25日に開幕し、1、2回戦を空知、旭川、名寄、北見、十勝、釧路の6ブロックで行い、3回戦から準々決勝まで旭川と帯広の2会場で、準決勝、決勝はエスコンフィールド北海道で行う。昨夏の北北海道代表で、今春の全道大会を制した旭川志峯は26日の2回戦で旭川高専と対戦。そして春の支部予選で全道王者に接戦の末敗れた旭川農業は、28日の2回戦で旭川北と対戦することが決まった。
支部予選からコールド勝ち3回を含む7連勝という強さで、春の頂点に立った旭川志峯。その強豪を相手に唯一の1点差ゲーム(4-5)を演じ、しかも七回までリードを保つなど、最も勝利に近づいたチームが、支部準決勝で対戦した旭川農業だ。同校の指揮を執る渡辺泰大監督(42)は「選手にとっても、春の全道大会で優勝するチームとあそこまで戦えたことは、自信にもつながっていると思う。それに過信している選手は1人もいないので、夏につなげていけるんじゃないかと思っています」。この試合の健闘ぶりに、周囲からの反響は大きかった。チームを応援する人々の期待はどんどん膨らみつつある。
目標は「歴史を変える」
チームを代表して抽選に臨んだ主将の太田康介捕手(3年)が引いたのは、一つ勝ち上がれば帯広の森野球場が舞台となるブロック。旭川の高校にとっては、ややハンデとなる抽選結果だが、太田主将はポジティブに捉える。「今年、自分たちは『歴史を変える』という目標でやってきています。今までないような大会で、しかもその会場が帯広ということで、初めてが重なりますけど、その中で歴史を残していきたいという思いがあります」
抽選結果に渡辺監督は「デメリットの部分はあると思うんですけど」と前置きしつつ、「また違った素敵な球場で生徒が(プレー)できるので、一つ勝てば帯広に行けるんだというモチベーションがついているのかなと思う。それはプラスのところなのかなと。そのメリットの部分を強めにして生徒に言葉を掛けて、帯広で野球をやるんだという思いを持たせて戦いたいですね」。選手たちとともに前向きなマインドで、夏の大一番に挑もうとしている。

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