【宝島台湾帖】~台湾の今を知る~ Part.3「観光地」前編
台北動物園の魅力をたっぷりと!
「2026年日台野球国際交流試合」が2月27、28日に台湾・台北で開催された。日本ハムが台湾代表チーム、台湾プロ野球(CPBL)の強豪・味全ドラゴンズと対戦するとあって、道新スポーツデジタルは昨年に続いて現地取材を敢行した。台湾と日本は歴史的なつながりが深く、その背景を知ることで、現地での体験はより印象深いものになると感じた。【宝島台湾帖】では、多くの人が知りたい、体験したい情報に加え、現地の知人から得た情報をもとに実際に足を運んだ取材内容を紹介。隔週で6回にわたってお届けする。
第3回のテーマは「観光地」。日本と歴史的なつながりも感じる各所を紹介。今回はその前編。記事後半に道新スポーツ初の試み、パンダへの〝一問一答〟も公開する
次回の第4回は「観光地」後編をお届けする。
2025年に訪台した外国人観光客の数は約857万人に上る。コロナ前の2019年には約1186万人(過去最高)。コロナ直後の減少もあったが、徐々に回復しており、世間の台湾への関心がうかがえる。
※文中の読み方は現地での発声表記
広々とした敷地で伸び伸びと過ごす動物たち
一言に観光地といっても、オススメしたい場所は数え切れない。その中から今回紹介したいのは、台北動物園だ。あまり知らない人も多いだろうが、台北動物園はアジア最大級の敷地面積(サファリパークを除く)で339種、2249頭(匹・羽含め)を飼育している。敷地面積で比較すると、東京都にある恩賜上野動物園の約11.5倍、札幌にある円山動物園の約7.4倍と規格外のサイズだ。
今年で開園112年目
台北動物園が開園したのは、さかのぼること日本統治時代の1914年。台湾の近代化に伴い、文化施設を整備する一環で、娯楽施設(博物館、公園など)の建設が行われた。そこで誕生したのが台北動物園だった。
当時は台北市中心部の〝圓山〟(ユェン シャン)にあったが、都市部ゆえの狭さや老朽化を鑑み、1986年に現在の〝文山〟(ウェン シャン)の山に近いエリアへ移設された。広大な敷地面積のおかげで動物たちが住みやすい環境となり、まさに動物園の桃源郷そのものだ。