ファイターズ
《ハム番24時》4月8日
試合前時点の話だ。巡り合わせや運の要素に翻弄されている選手がいた。活躍の舞台を欲しているが、なかなか機会が訪れない。目標として照準を合わせる数字、タイトルはあっても、自分でコントロールできないため、もどかしい時間を過ごしていた。
ここまで、抑え投手が思うようにセーブを稼げていない。勝ちの展開では、大量点を挙げることが多く、セーブシチュエーションが少なかった。チームの1セーブ目がシーズン8試合目。パ・リーグ6球団の中で最も遅かった。3点差を守って試合を締めた柳川は「ひりつく感じは久しぶりだなと。楽しかったです」と喜びを口にしたが、本音では投げたくてうずうずしていた。「めちゃくちゃ待っていましたよ。最後は(味方打線が)これ以上打つな、と思って見ていました」とジョークを交えて振り返った。
10試合を消化し、まだ1セーブ。藤平(楽天)や杉山(ソフトバンク)は3セーブを挙げていた。あまり感情を表に出さないが、柳川はもともと負けず嫌い。今季はセーブ王に執着していて「ほかの5チームはセーブが付いているのに、途中までファイターズだけなかった…。本気でタイトルを狙っているので、早く欲しいなとは思っていました」と打ち明けていた。
首脳陣としては、セットアッパー、クローザーの消耗を極力避けたい。負担を軽減できていることはプラスだ。ただ、当事者は割り切れない部分もある。チームの勝利が最優先でも、出番は欲しいー。話を聞いていて、柳川の心の叫びがひしひしと伝わってきた。