【一問一答】宮西尚生 〝山本昌流〟カウントの取り方に手応え「そういう助言はあんまり聞いたことがなかった」
七回に今季初実戦で登板した宮西は山本昌臨時コーチに教わった〝引き出し〟を披露した=撮影・小田岳史
■オープン戦 広島7-1日本ハム(2月22日、沖縄・名護)
日本ハムの宮西尚生投手(40)が22日、広島とのオープン戦(沖縄・名護)で今季初の実戦登板に臨み、七回の1イニングを3者凡退に抑えた。一問一答は以下の通り。
【ファイターズ 関連ニュース一覧】
―オープン戦が始まり、いよいよという気持ちか
「そうですね。きょうは自分も初実戦だったので、始まったなという、そういう気持ちです」
―マウンドに立って、感覚はどうだったか
「初実戦ということもあったので、今の状態はどういうものなのかという確認、プラス、本当にきょうは全部やりたいことができたので、結果も出たし、良かったかなと安心しています」
―手応えが大きかったか
「手応えというか、オフからやり続けてきたことを継続しながら、状態もちょっと落ちたところはあったんですけど、安心できる手応えは感じられたので、良かったかなと思います」
―3者凡退という結果については
「3者凡退というところは、すごい良かったなと思いますけど、何よりもやりたいことが、3つのアウトの中で全部できたということが、すごく良かったなと思います」

―差し支えない範囲で、やりたいことの内容は
「ざっくり言えば、本当に変化球全種類、クイック、そういうところを含め、自分の感覚と照らし合わせて、バッターの反応も見られたというところが、一番収穫かなと思っています」
―開幕まで、どう上げていきたいか
「まだもう少し、追い込みたいというところがあるので、オフからやっているトレーニングであったり、ルーティンというか、そういうところを継続しながら、もうちょっと、3月半ばぐらいまではやりきりたいなと思います」
―3人で抑えた後に、笑顔があった
「最後、力勝負をしたいなというところも正直考えていて、頭にあったので、パッとボス(新庄監督)を見たら、チェンジアップというか、スクリュー系、(山本)昌さんの。そっち系で行けという仕草をしていたので、それで結果が出たので、ちょっと笑っちゃいました」
―最後、三振を奪った球はチェンジアップか
「あれはチェンジアップ。でもちょっとだけ握りは、昌さんのアレンジというか、複合系というか、そういう感じで良いチェンジアップになったので。昌さんのスクリューまではさすがに、マスターできないので。自分なりに教えていただいたことを、うまいこと、それこそカウントを取るスライダーとかもそうだったし、あの助言をきょうは使えたところも、さっき言っていた手応えですね」
―広島のドラフト1位ルーキー・平川蓮との対戦だった
「それね、終わってから聞いた。すごいね。雰囲気ある。良いバッターだなと思いますし、ルーキーだなという感じとは思わずに投げていました」

―反応が良かったか
「反応、いや、もう本当にバッターと対戦というよりも、きょうは自分がどういうことをしたいか、やりたいこと、テーマを決めながら投げて、自分と向き合いながら投げていたので、バッターの反応というか、自分がいかに良い球を放るかというところだったので、そこまで、バッターがこれを狙っているやろうなとか、そういうのはあんまり考えていなかったんですけど。でも、最後のバッター(平川)も、初球、2球とチェンジアップを続けて、結構、良い球だと自分の中では思っていたのに、反応しなかったので、そういうところの選球眼も高いなと感じました」
▼▼以下、有料記事(1704字)▼▼
―チェンジアップで進化したところは
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「チェンジアップはね、進化していないんですよ。もともとめちゃくちゃ良かったので。だから結果が出て、今ここに立っているわけなので。スライダーとか真っすぐと、おんなじラインから落ちていく。それでシュート成分が高いので、(スライダーの)反対に落ちていく。今までにない軌道でしっかり奥行きがある、というところを、何かね、よく褒められています(笑)」

―山本昌さんに教えてもらった効果もあるのか
「いや、昌さんのは、チェンジアップもそうなんですけど、そこは本当に軽くさわりぐらい。スクリューの場合はこうやって握っているんだよねと教えてもらった中で、チェンジアップが悪いときにそういうものをやろうという感じで、引き出しとしては持っていますけど、どっちかというと、スライダー。でも、変化球全般なんですけど、ワンバン(ワンバウンド)とかが行っているときに、ストライクゾーンに上げよう上げようとしたら、手だけが上がっちゃうから、肘を上げると。肘を上げるということを聞いて、ああ確かになと。そこをきょう、カウント不利になって、思い切ってスライダーをいったときに、本来だったらたぶん、自信がなかったんですけど。昔は、やっぱりリリーフなので、ストライクからボールにという習性が昔からあるから、ストライクを取る感覚があんまりなかったんですよね。(スライダーは)空振りを取るという球で。だけど年齢とともにキレも落ちていくのは落ちていくので、やっぱりなかなか(空振りを)取れなくなってきた中で、カウントも取らないといけないという球になってきたから、その助言がすごいハマったというか、それを試したらしっかりストライクを取れたし、自分が思っていたところに行くようになっている。そういうところは本当に、いい引き出しをいただいたなと思っています」
12日のブルペンで、山本昌臨時コーチに指導を受ける宮西(右)
―最後に三振を取ったチェンジアップは、昌さんのエッセンスを加えたものか
「まあ、握りですよ。ちょっと、そこの部分だけです。別に投げ方を教わってはなかったので、その話の中から、変化球全般的に肘を上げるという。そこの感覚は自分なりのものに変換しないといけないんですけど、その助言があったからこそ、カウントを取りやすくなった。今まではストライクからボールになる球を常に投げてこいと育ったので。そういうところで、カウントを取りやすい。(昌さんは)先発なので、何でもストライクを取らないといけない立場だったと思う。そういう助言はあんまり聞いたことがなかったので。やっぱりリリーフは1球でゲームを潰しちゃうから、ゾーンには入れたくないという心理が働いてしまうので、そういうところでそういう助言をいただいたことによって、カウントが不利なときにも思い切って良いスライダーを放れる。そこは本当に良かったです」
―先頭打者に対して3ボールになった後が、カウントを取る変化球だった
「そうそうそう。もう完全に。そういう試すことも全部、この実戦でできたし。初めのスリーボールはわざとじゃないですよ。めっちゃ焦りました(笑)。焦りましたけど、その中でやってみようとやって、実戦でうまくいった。その助言がなかったら、たぶん首を振って真っすぐとか、そうなっちゃうので。だけどそれが自分の中でできたことが自信にもなるし、良い助言をいただいたなということです」
七回を無失点に抑え、笑顔でベンチへ戻る宮西=撮影・北村史成
―今年のキャンプは腹八分でと話していたが、ここまでの疲れは
「腹八分でも疲れるもんやねー(笑)。疲れる疲れる。だけど、やりすぎないというところがテーマで、そこまでハードではなかったので、それこそ国頭は自由調整でさせてもらっていたので、そういう意味では腹六分ぐらいだったかもしれないですけど、コンディション的にはすごく良いので、今のところ腹八分で成功しているかなと。でもね、嫌でも実戦始まったり、開幕したら全力で行かないといけないので、そのための腹八分なので、余力を残すという。しっかり開幕から全力で、満腹で行きたいなと思います(笑)」
【道スポがずっと読める! お得な年払いプラン】