《SHINJOの信条》もう、けがした者は置いていくから
■練習試合 日本ハム8-4中日(2月19日、沖縄・北谷)
試合前練習時や試合後、取材に応じた新庄剛志監督(54)の一問一答は以下の通り。
■試合前
―中日・井上監督に質問しているように見えた
「優勝狙うの?とか、そういう話。たぶん3年契約か4年契約かちょっと分からないけど、俺ならもう1年同じ層を厚くするために、去年よりさらに期待の選手たちをいろんなポジションで使うかな、土台をつくるかなって話はしたけど。みんな優勝したい」
―清宮幸は何かあったのか
「何かトラブルがあったみたいですよ。ちょっとウエート中に。痛めたとかじゃなくて、何か引っかかりがあるから、気になるという感じじゃないですか」
―右の肩か
「肘かな?肩かな? けがの情報をトレーナーさんから聞く時、カチンと来るから、途中でどこの箇所を痛めたとか、あんまり聞いてないんですよね。何しとんねん! が強すぎて。その時点で、さあ誰をはめ込もうか、ここをこうして、こっちを移動しての方を考えるから。もう、MRI行けばいいやって。いいのか悪いのかは、見た目で分かんないんだから。あれ、不思議なもんで、異常なかったら、『おお、いける』ってすぐ。異常が多少あったとしても、この痛めている中で、見つけて打っていくのがプロ野球選手であり、レギュラーですから」
―(この日の中日戦のことに触れ)
「きょうは(バッテリーコーチの)山田監督、(内野守備走塁コーチの)谷内ヘッド。サードコーチャー林ヘッド。ファースト(コーチャーは外野守備走塁コーチの)森本コーチ。なんでこれをするかっていった時に、俺がサインを出せないから。30個ぐらいあるから。林ヘッドがもし盲腸になりました。(そしたら)誰が出すって話。俺がもし出すならもう、バント、盗塁、エンドランしかない(笑)。じゃあダメだから、ちょっと違う人がこうやって出せるように。コーチも何かあるかもしれないし」
―投手陣は現在、どういうふうに見えているのか
「判断するのはオープン戦の真ん中ぐらいですよ。今はちょっとね、やりたいこともあるだろうし、フォームの確認もあるだろうし、打たれる打たれないとかじゃなくてね。この前、(山崎)福也くんのスクリューでも、おおってなるようなボールが、まあ5球中3球ぐらい行ってくれたらいいね。でも、やり始めだからいいかもしれないし。慣れてくると、あれ?ってなってくる。バッターもそうなんだけど。バッティングフォームの変えたてって、すごい良いんですけど」
―山崎本人は手応えを感じている
「相手バッターが、一流バッターが来た時にどうですかって話ですね。三振を取ったからいい感じって思ってなかったらいい。自分の感覚が良いってなってね」
―昨年はチェンジアップに頼りすぎる傾向が見えた
「俺たちが言わなくても(本人が)気付かないといけませんね。ちょっとバッターに見極められてるなと思うんだったら、変えようって。伊藤くんでも、いいピッチングするけど、クイックがちょっと遅いじゃないですか。クイックでいいボールが放れて高いレベルのピッチャーを目指そうってことは伝えてる。ベース大きくなるし。あの分、走られるよって」
―キャンプ前に伝えたのか
「シーズン終わり。(走者が)セカンドに行って、抑えればいいっていう考えはあんま好きじゃない。セカンドに行かせないことがいい。やっぱダブルプレーもあるしね。セカンドからポテンヒットで1点はきつくないですか?七回とかで」
■試合後
―(改修された北谷球場のラバーフェンスについて触れ)
「ラバーが190センチぐらいの高さの方が良かったかな。あれたぶん160センチぐらいで、網があって、ぶつかった時に顔、首をちょっと痛めてしまうので。あんまり言えないからね。ベストだったかなと」
―昨年よりもだいぶ環境は改善された
「だいぶ柔らかかったです。はい」
―先発の金村が3回1失点
「もうちょっとキレが欲しいかな。もっとキレの出せるピッチャーなので。真っすぐにキレが出てきたら、フォークも生きてくるんで。ちょうど中継ぎに回った時、その前か。初めての中継ぎをした時の金村くんが素晴らしかったんで。あのイメージがものすごく強いです」
―中継ぎでは…
「(通りかかった中日・井上監督に向かって)お疲れちゃん」
―中継ぎでは島本、柳川が無失点投球
「まあ、おぉ~っ、とはならなかったね。はい。まあまあ、こんなもんかっていう感じですけど」
―吉田が本塁打を放つなど、野手陣が好調
「もう8人9人ずっと調子がいいから、大したもんだなと思って。ライバル争いでこの打席が大事なんだっていう姿、集中力を持って結果を出してるから、こっちとしてはもううれしい限りだし、いつ落ちてくんのかなっていう、落ちてくる待ち(笑)。ぐらいみんな調子がいいので。調子悪かった選手も徐々に徐々に上がってきたらもう、〝わいたこりゃ〟ですよ」
―昨年以上に層が厚くなっている
「そうそう。毎年もう人数増えてる。本当に悩ませる選手ばっかしで困りますよ」
―きょうも走者三塁からエンドランを決めた
「ランナーサードね。エンドラン。ファーストゴロでも決まるんすね。意外と悪い打球でもなかったし、なんならショートゴロ、セカンドゴロでどんなプレー、どれぐらいのタイミングでアウトになるのかなっていうのを見たいっちゃ見たいですね。2つファースト、五十幡くんと田宮くん、ファーストゴロ。もうファーストゴロでセーフになるっていうのは分かったから、次は違うとこ。簡単に言うけど難しいですね。おまえ、やってみろって言われるけど、しっかりそれも成功してくれるんで。あとはね、樋口くんの打球で五十幡くんがちょっとポテン落ちたでしょ。八回か七回。あれをダイビングして、ちょっと前気味だったんで、ダイビングをして取れる選手になってほしい。だいたい詰まりそうだなっていう感覚があると思うので。見えているからセンター。1歩目がもう、このあたりでスタート前に切ってダイビングで取ったら、あの2点はなかったっていう選手までいけるレベルの高い守備をしてもらいたいなと思いますけど」
―清宮幸は球場入りしたが、試合には姿がなかった
「もう、けがした者は置いていくから。もう話題にもしなくて大丈夫です。もういっぱいいるので。はい。早く帰ってきてとは思うけどね。今の時期やめてってのは。みんなよ、みんな。でも、トレーニングもしないといけないしね。そこは難しいとこだ。今の時期にマックスを求めなくてもいいんじゃないかな。それは選手の考え方次第。今の僕じゃダメなんです。2年後の僕を目指してるから、これをやるんですっていうのであればいいんですけど。そこは聞いてみないと分からん」
―それほど時間はかからないか
「あ、きょう電話しといて。じゃあ。俺は分からん」
―残り1クール。ここまでの仕上がり具合は
「完璧でしょ。完璧。雨も降らないしね。雨も天候も味方になってくれてるし。シートをはがす方たちも大変ですけどね。ああいう協力もあって、グラウンドをつくってもらって、うれしいなと思いますね。きょう、スピードガン出てた?」
―きょうは出ていない
「あら。ないならないの。井上監督の名古屋の錦かな?にある焼肉屋、すごいおいしいみたいなんで、皆さん行ってみてください。一樹の字をこう逆にして、あの井上監督が自分で書いた看板。メニューも自分で書いてすごい達筆で、まあ僕よりは下手ですけど(笑)。おいしいんで、皆さん行ってみてください。交流戦が名古屋だったら満員にするけどね」
―一回の守備でカストロが中前に抜けそうな打球を処理したが、カストロ自らポジションを
「自分で自分で自分で。なんか飛んできそうと思ったんでしょうね。前もありましたもんね。センター前を。感覚っていうのはあるんじゃないですか」
―きょう、山田監督はいかがでしたか
「そうそう、山田監督、谷内ヘッド。で、全く似合わない林ヘッドのサイン(笑)。もうちょっと肩をこうクッと伸ばさないと」
―谷内ヘッドがサインを出してたんですか
「俺、ベンチ入ってないからちょっと分かんないけど。まあ(サインを)簡単にしてるんじゃないですかね」
―一塁手が前進守備していて、エンドランが成功。意識が高い
「もちろん。(一塁手の)サノーくんも走ってくると思ってないから。生まれて初めて、サードランナーのエンドラン見てるから。どんだけ足早いのかなって思ったと思う。スタート切ったのたぶん分かってないと思うんだよね。こう見るから、前を。この点の取り方はすごい良いですよね。郡司くんも犠牲フライ、一、三塁でなんかしてくるのかなと思ったら、しっかりまあ犠牲フライ打てそうなバッターにはサイン出さずに。追い込まれたら、ああいう点の取り方っていうのはいいんじゃないかな。あのカウントでしたら、おお~と思いますけどね」
―山県が2安打
「調子いいね~」
―きのう、新庄監督が指導した
「そう。ロングティーで右足に体重乗せて、体重移動で何げなく打ってるように見えたから、投げる時どうするって。守備うまいでしょって。取ってファースト投げる時にこう一回、必ず間があるやろって。パッて投げるでしょって。それと一緒やと。バッティングも右足に乗せて打ちにいく時に投げるこの体勢の間っていうのを一瞬でいいから。こっちが見てて分からないぐらいでもいいから間を持って打ちにいく。ロングティーも投げるのと一緒のような感覚でやってほしいってことは言って。それがきょうの結果につながったかどうかちょっと分からないけど、見た感じでは、見極めて一回、ピッチャー投げる、ためたところにこう一回、受けがあって。トライして一発で仕留めたバッティングじゃないかなっていうふうには見えましたね。あれがダーン、あの体重移動でいってたら、ファウルになってたと思う。僕の勘では。真っすぐ打つの結構、得意になってきてるんで。あの真っすぐの打ち方で受けて、曲がって変化球もカーブ打つの結構うまいですよ。スライダーがちょっと得意じゃない。もう一回、その間をつくって打ったら、感覚っていうのは結構、つかむの早いと思うからね。いい打球を打ってますよね」
―力強さみたいなものも、昨年に比べて
「最初がなさすぎたから、あるように見える(笑)。全くなかったからね、最初。ちょっとやめろと。振れと。ポイント前にして振れと。全く使いたくなくなるって言った覚えはあります。そこからもうむちゃくちゃ振るようになって。振るの、思いっきり振るのと力入れる、なんていうかな、インパクトで全部力が出る振り方と、思いっきりトップから振る打ち方は違うんですよ。何日か前にただ思いっきり振ってるようにしか見えないってことは説明しましたけど。外野から見ていて。あれじゃ飛ばないよって。パーン、パーンって。インパクトにいかに力入れれるかを自分で考えなさいっていうことは言いました」
―吉田が一塁から捕手へ
「キャッチャーね。なんかあった時のための吉田くん。何点も取りたい時の吉田くんっていうのも頭にあって、で急きょ山田コーチに言ってやらせましょうっていう。野村くんもきょう、打ったし。吉田くんキャッチャーの野村くんセカンドで1番から9番まで全て長打のあるバッターっていうのも面白いかなっていう」
―吉田の、どこでも守れる柔軟性に期待しているか
「もちろんもちろん。器用ですもんね。でも、意外と簡単なゴロをミスしてしまう選手でもあるから、セカンドの場合だとしっかり取る、投げるで完了させてくれたらいいから。きれいに形をこうセカンドっぽくならなくても別にいいですね。例えば正面の打球でもバックハンドが得意だったらそっちに持ってってもいいし。アウトに仕留めたらね。あと経験積ませたらどうかなっていう。あんだけのバッティング見せられたらね」
―上川畑の三塁、清水優の一塁も危機管理
「もちろんもちろん」
―そういう意味合いも含めて
「郡司くんがもしけがしました。誰かをスタメンで使う。その後の守備固め。上川畑くん守備うまいんでとかね。まあまあ、もう7手先ぐらいまで考えてやっとかないと。ああ、大丈夫大丈夫って思うでしょ。守らせとけば。大丈夫か?と思って。まあ飛んできても多くて4つでしょ。1試合に。1試合で20個ぐらい飛んできたら、そんなあんのかな? 俺がセンター守ってても1球ぐらいしか飛んでこない試合も何回もありましたからね。面白くなーいって思いながら。マジで。一球一球集中してたので。27個全部、俺が取るつもりで守ってたからね。1球じゃ面白くない。でも、守備に不安がある選手は飛んで来なかったらホッとするでしょうね。もう打つだけなんで。ピッチャーによって変わるかな。ゴロピッチャーの時はもちろんやっぱり、うまい内野がいいし」