フォルティウス小野寺佳歩 12年ぶり五輪で再び無念 望んだプレー遠く【ミラノ・コルティナ五輪】
17日の対イタリア戦、第3エンド、同点に追い付き、チームメートとタッチを交わす小野寺(中央)=共同
1勝7敗で臨む最終戦
【ミラノ共同】ミラノ・コルティナ冬季五輪第14日の18日、カーリング女子1次リーグで既に敗退が決定している日本のフォルティウスが英国に3―9で屈し7敗目(1勝)を喫した。19日は最終戦が行われ、日本は中国と対戦する。
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ソチ大会はインフルエンザで一時離脱
カーリング女子でフォルティウスの34歳、小野寺佳歩は、12年ぶりの五輪で再び苦い結果を味わった。初出場の2014年ソチ大会はインフルエンザで一時離脱の無念を味わった。今大会はフル出場したが、1次リーグで敗退。「五輪で戦っていると実感している。でも望むプレーができていない」と涙声で語った。
ソチの記憶を忘れることはない。初戦から3試合を欠場。復帰してもショットの精彩を欠き、出場メンバーから外れる悔しさもあった。
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母の言葉に慰められ…
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傷心は母真美さんの「この地に来られたことがすごく幸せだよ」との言葉に癒やされた。娘は「五輪は家族にとっても一生のもの。もう一度、絶対に連れていくと決めた」と誓った。サードとして国内屈指の実力者に成長。父の亮二さんがコーチを務めるロコ・ソラーレとの争いを制し、五輪切符をつかんだ。
コルティナダンペッツォの会場には両親が駆けつけ、日の丸を手に声援を送ってくれた。その姿を目に焼き付けた小野寺は「すごく力をもらっていた。目標への道が途絶えたことが悔しい」と唇をかんだ。(共同)
17日の対イタリア戦、 第1エンド、ショットを放つ小野寺(左)。右は小林
英国に完敗 緊張の糸切れた日本
カーリング女子のフォルティウスは緊張の糸が切れたように、英国に完敗を喫した。1次リーグ敗退が決まり、集中力を保つのが難しい消化試合でショットが乱れた。近江谷は「前向きにプレーはしたけど、勢いという部分で乗り切れなかった」と声を落とした。
先攻の第2エンドは配置に苦しみ、3点を先制された。第3エンドは吉村の最終投のドローが短くなり、1点のスチールを許した。準決勝進出の可能性を残し好投を連発した相手とは対照的に、ミスが重なった。3―9になった第8エンド終了後に負けを認めた。
試合前には、五輪で戦う意義をメンバーで確認したはずだった。吉村は「魂を込めて戦う」と言えば、小野寺は「心に残る熱いプレーをしたい」と伝えた。その思いを表現できず、メンバーはうつむいて会場を去った。(共同)
17日、イタリアに敗れ、1次リーグ敗退が決まり、引き揚げる小野寺(左)と小林=共同