《レバンガ北海道・宇都宮戦後》まるでブルドッグのようにアグレッシブにできる《ロイブルTalk》
■B1リーグ第19節(1月24、25日、栃木・ブレックスアリーナ宇都宮)
▽第1日 宇都宮77-95レバンガ北海道
▽第2日 宇都宮108-106レバンガ北海道
試合後の会見に応じたレバンガ北海道のトーステン・ロイブルHC(53)の主な一問一答は以下の通り。
【1月24日】
―きょうの試合の総括を
「今日の試合は非常に満足しています。特にバイウイーク明け、チームがどのような状況で、しっかり自分たちのリズムでプレーできるのかというところが本当に心配だった。やはり長年一緒にプレーしているメンバーがそろっていて、ベテランのチームはバイウイーク明けはしっかりプレーできていると思うが、われわれみたいな若いチームは結構そこが難しかった。ただ、結果的にこのようなパフォーマンスをディフェンディングチャンピオンに対して、相手のコートでできたことは非常に良かったと思うし、正直この試合内容は期待してませんでした。今日の試合の鍵は、やはりベンチメンバーのパフォーマンスだったのかなと。われわれの、特に年末年始の課題である、例えばアルバルク東京に対してもベンチメンバーのパフォーマンスが良くなく、スタートもシュートが入っていないという状況では厳しい結果に終わっていたが、今日は6人の選手が2桁の得点を取れるという状況で、ベンチが良かったと思います」
―コーチも言及したように、ベンチメンバーの活躍、特に菊地選手は試合に大きなインパクトを与えたと思うが、きょうの彼のプレーをどのように評価するか
「菊地のパフォーマンスは非常に良かったと思います。オフェンスだけではなくディフェンスも、ニュービルに対して菊地なりに頑張ったんじゃないかなと。このチームは多くの人数でローテーションしている。もしかしたら日本ではあまりやっていないかもしれないけど、自分としては12人のローテーションを目指しています。それを実現するには、やはりベンチプレーヤーが今日のようなパフォーマンスをしてくれれば、より全員で回すことができるのかなと。なぜなら、特に強豪チームに対しては40分間続けて強度、特にディフェンスの強度を保たなければいけないと思っているので」
―ディフェンスのローテーションについては、チェンジングディフェンスなども結構いろいろなスタイルを混ぜながらやっていると思うが、開幕当初は富永選手とかオカフォー選手が目立ったが、シーズンを重ねるごとにチーム全体の噛み合わせがすごく良くなっている印象。そのあたりの手応えをどれぐらい感じているのか。チーム全体の攻守両方についてお願いします
「そうですね。ローテーションというより、ディフェンスでいろいろなチェンジングをしなければいけないというところに関しては、特にブレックスさんのようなオフェンスの質も高く、層も厚くベテラン選手が多いチームに対しては、やはり一つのディフェンスではなく、いろいろなディフェンスを仕掛けなければならない。このようなチームにリズムを奪われてしまうと、止めることがなかなかできない。いろいろなディフェンスを通常よりはトライしたつもりです。あとやはり、このチームはプレシーズンの内容が非常に悪かったのですが、シーズンが始まってからは、主力の富永、オカフォーが中心という状況が続いていましたが、今となっては、よりチームとしてのリズムをつかめてきている。誰がベンチから出てきても、あまりパフォーマンスのズレがなくなってきている。そういう意味ではチーム全体で、当初と比べて戦えているんじゃないかなと思います」
―菊地選手に「ニュービル選手とやってこい」と送り出した理由は。それと、首位チームに敵地で勝てたことがチームにもたらす意味、今後にどんな影響を与えそうか
「練習では、富永を菊地が抑える形が非常に内容が良かった。きょうニュービルに対し、もちろんサイズなど完璧なマッチアップではなかったが、『やってこいと、トライしてみよう』という形で彼を送り出しました。もちろん菊地に関してはシュートだけじゃなく、ディフェンスは本当にまるでブルドッグのようにアグレッシブにできるので、そこは彼の持ち味の一つとして非常に期待しています。やはり今日はトップチームに勝ったということで、このチームに自信をもたらすのではないかと。ただ、今日の勝ちは今のこの瞬間だけで、明日からまた違う試合が始まりますし、まだシーズンを考えると29試合残っているので、明日は違う試合に絶対なると思います。喜ぶのは今のこの瞬間だけで、しっかり明日に向かっていきたい」
【1月25日】
―試合を振り返って
「本当にエキサイティングな試合で、正直アンラッキーな負け方だったと思います。われわれはオーバータイムまで粘ることができ、自分たちにチャンスがあるんじゃないか、と思ってはいたが、特に最後のクラッチタイムでなかなかファウルのコールにも恵まれなかったところがあったんじゃないかと思います。選手たちに関しては、本当に誇りに思います。もちろんこのブレックスアリーナでディフェンディングチャンピオンに勝つことは、簡単なことではないと分かってます」
―最後の残り1分8秒のところでタイムアウトを取り、富永ではなく盛実をチョイスして送り出した。その意図は
「練習のスタッツで見ると、シュートが2番目にうまい選手が盛実。あそこで得点が必要だったため、富永が(接触によって鼻血が止まらなかったため)出場できない中、盛実を出しました。彼はプレータイムというチャンスには恵まれていませんが、今日に関してはオープンシュートを決めていましたので、盛実を起用しました」
―2連戦を振り返って、収穫と課題を
「試合後に戦術戦略を含めてゲームの内容を選手たちには話さないようにしています。自分の経験上、その時の感情がこもって話してしまうと、ある程度間違ったことを言うことが多いので。勝った時に興奮して選手を褒めても、実際に映像を見ると違っていたり、負けてネガティブになったとしても、実際に映像を見るとそこまで悪くないという状況がありますので、具体的なことは映像を見てからにしたいと思います」
―この試合、ケビン・ジョーンズの堅実性がすごく目立ったが、彼の存在は今のレバンガにとってどんな意味をもたらしているか
「彼の存在はこのチームにとって本当に大きなものだと思います。チームキャプテンということで、私の哲学としても、チームキャプテンはヘッドコーチが決めるわけではなく、チームの選手たちによる投票制で決めています。彼は今年新しく加入した選手で、かつ外国籍選手にもかかわらずキャプテンに選ばれたということが、彼の価値を物語っていると思います。彼は言葉でしっかりリーダーシップも取れますし、シーズン当初は少しおとなしかったと思うが、今はリーダーシップを取り、かつパフォーマンス、プレーでもチームを引っ張ってくれている。総合的にはコンプリートされたリーダーだと思っています」