コンサドーレ
2026/03/13 12:00 NEW

【月刊コンサドーレ4月号】憧れを、誇りを、次の世代へ《育成の翼 ~Jへの階段》

横野純貴が語るアカデミーへの想い

2007年、札幌U-18時代の横野氏(左)

クラウドファンディングは31日まで

 北海道コンサドーレ札幌の未来を育てる場所が、いま大きな転換期を迎えています。アカデミークラブハウス再生に向けたクラウドファンディングは、多くの方々の温かい支援に支えられながら進んでいます。アカデミー出身OBとして、そしてクラブに携わる一人として、横野純貴氏が今、皆さまにお伝えしたい想いがあります。

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アカデミーにふさわしい環境を

 今年1月からコンサドーレでは〝アカデミーのためのクラウドファンディング〟を実施しています。3月上旬の時点で支援総額は1000万円を超え、多くの方々にご支援いただけていることに心から御礼申し上げます。支援募集は3月31日の午後11時までとなっており、残り日数も少なくなってきましたが、ご存じない方がいらっしゃるかもしれませんので、あらためてご紹介させていただきます。

 今回のクラウドファンディングは「アカデミークラブハウス再生」とうたっており、その名の通り、北海道コンサドーレ札幌東雁来グラウンドにあるアカデミークラブハウスの建て替えを目的としております。現在のクラブハウスは老朽化が進み、選手たちが日々成長していくための環境として十分なものとは言えない状況になっているのが大きな理由です。

 クラブハウスのロッカールームは、その機能を十分に果たせておらず、冬場などでも選手たちは寒空の中、屋外で練習前後の着替えをしている状況です。そしてこれは、私がコンサドーレU-18でプレーしていた2005~07年当時から変わっていません。

 自分が年齢を重ねフロントで仕事をする立場になってみて、少しでもいい環境で選手たちにサッカーに取り組んでほしい。北海道唯一のJクラブであるコンサドーレのアカデミーには、それにふさわしい環境を用意しなければいけない。そう強く思うようになってきました。

いま動くことが、未来を変える

 建て替えには総額で1億円程度が必要になります。トップチームの予算も潤沢ではない中、なぜいまアカデミーに? とお感じになる方もいるかもしれません。ですが、プロクラブではトップチームとアカデミーの両輪がしっかりと同時に動いていく必要があります。さらに言えば、トップチームであれば予算を投じて行った選手補強の成果が即座に表れるかもしれませんが、アカデミーの場合には投資の成果がすぐに出ることはなく、5年後や10年後だったりします。そして、それが5年になるのか、それとも10年になるのかを決定付けるのは初動の速さなのです。少しでも早く動き出すことが最終的には大きな年月の差を生みます。そうした理由から、育成のスピードを上げるためにも、このタイミングでクラウドファンディングを実施させていただきました。残り日数も少なくなってきましたが、より多くのご支援をよろしくお願いします。

 私自身、トップチーム昇格後はもちろんでしたが、U-18時代も赤黒のユニホームを着てサッカーをしていることが誇りでした。私と同様にコンサドーレのアカデミーに強い憧れを持つ選手を増やしていくためにも、少しでも良い環境を用意していきたいと考えています。

 クラブハウス建て替えは4月着工予定で、完成は7月の見込み。お披露目の日には、きっと数多くのアカデミーOBが駆けつけてくれると期待しています。実際に現在は他クラブで活躍しているOB選手もグッズ提供などで協力してくれており、コンサドーレアカデミーの強い絆をあらためて感じています。


■プロフィール 横野 純貴 (よこの・じゅんき) 1989年10月7日生まれ、北広島市出身。コンサドーレ札幌U-18を経て、2008年にコンサドーレ札幌のトップチームに昇格し、Jリーグでプレー。その後、ツエーゲン金沢やタイのクラブ、福島ユナイテッドFC、ラインメール青森、奈良クラブ、FC大阪など国内外の複数クラブでキャリアを積み、23年に現役を引退。引退後は札幌のフロントスタッフとしてクラブに関わりつつ、サッカー教室などで指導・普及活動にも取り組んでいる。昨年10月には「赤黒スマイルストライカー」に就任。クラブと地域をつなぐ存在としても注目されているOBの一人だ。


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