ファイターズ
《ハム番24時》1月11日
12球団のルーキーが一堂に介した9日の新人研修で〝見せ場〟をつくった選手がいた。日大藤沢高からドラフト4位で入団した半田だ。阪神、オリックスで活躍した能見氏の講義を受けた後、ファイターズからただ一人、挙手して質問。「バカ緊張しました。めちゃくちゃ心臓がバクバクしました」と振り返ったが、物怖じせずに球界の大先輩から貴重なアドバイスをもらった。
厳かな雰囲気だったが、勇気を振り絞った。「前の3人は野球の質問だったので、僕は野球以外で大事にしている習慣や寮の中で大事にしていることを聞きました」。能見氏は「寮の部屋ではしっかり休む。普段、グラウンドで頑張っているからこそ、切り替えて自分のオフの場所にして」と丁寧に返してくれたという。
疑問に感じたことはすぐに聞く。ときには不安や葛藤もあるが、行動することに価値がある。自らの信念を貫いた半田は「立石さん(阪神)とかスター選手もたくさんいて、自分がここで質問していいのか、と思いました。でも、あの日は自分に勝てました。めちゃくちゃ迷いましたけど。ここで負けていたら今後、勝てないと思います」と胸を張った。
高校時代の指導者には「迷ったらやれ」と教わってきた。その考えに共感し、実践している。「プロか大学かで迷ったんですけど、プロに行きたいから志望届を出しました。例えば、エスカレーターと階段があった場合、ここでエスカレーターに乗ったら負けな気がすると思って階段に行くんですよ。人と違うことをやるというのは備わっているかもしれません」。新庄監督を筆頭に、スターは必ずと言っていいほど、迎合しない。大物になる資質が、垣間見えた。