ファイターズ
《ハム番24時》12月28日
今年6月3日に89歳で亡くなった長嶋茂雄氏の功績をたたえ、新たに「長嶋茂雄賞」が創設された。来年以降、走攻守で顕著な活躍をし、プレーでファンを魅了するなど、日本プロ野球の文化的公共財としての価値向上に貢献した野手に授与されるという。
日本ハムにも受賞候補選手は多いが、ここでは一人、ダークホースを挙げてみたい。長嶋氏と同じ千葉県出身で、中学時代は同氏の地元で活動する強豪・佐倉シニアに所属していた有薗だ。話を振ってみると「僕は佐倉シニアの時、『長嶋茂雄記念岩名球場』で平日は練習していました」と、レジェンドとの縁を教えてくれた。
長嶋氏の現役時代、監督時代ともにリアルタイムでは見ていないが、「どういう人なんだろうと気になって、YouTubeとかで見たことがある」と映像はチェック済み。「すごいです。バッティングはもちろんですけど、守備もすごいし、肩も強い。(自分が)目指すところなのかなと思います」と理想に掲げた。
偉大なスターの名が冠された賞であり、当然、ハードルは高い。ただ、右の強打者で、ポジションは三塁。チャーミングな人柄など、重なる部分もある。「まずはレギュラーを目指して、そこから、いつかは獲りたいです」。近い将来の受賞を、楽しみに待ちたい。