ファイターズ
有薗直輝 2季ぶり1軍戦で4三振も「積極的に行けた」 横尾コーチの教え胸に強打者への道歩む

■パ・リーグ7回戦 西武4-3日本ハム(5月3日、エスコンフィールド北海道)
この日1軍に昇格した日本ハムの有薗直輝内野手(21)が、「7番・三塁」でスタメン出場した。自身にとって2023年10月5日楽天戦(楽天モバイル)以来、約1年半ぶりとなる1軍公式戦出場を果たすと同時に、プロ4年目にして初めてエスコンフィールド北海道の舞台に立った。結果こそ4打席4三振と悔しいスタートとなったが、2軍戦で大暴れを見せていた長距離砲は、この経験を糧にさらなる成長を誓う。
スタメンは新庄監督のDMで知らされた
イースタンリーグでの打率.330(リーグ1位)、7本塁打(同1位)、19打点(同2位)という好成績が評価され、2シーズンぶりの1軍切符を手にした。昇格していきなり先発出場となったが、このスタメン抜てきは前日2日に新庄監督からDMで直々に伝えられた。「『結果は気にするな』、『鎌ケ谷の打席だと思って力を入れるな』みたいな(ことが書かれていた)。(相手の先発が)今井投手と分かっていたので、割り切ってやっていこうと思っていました」。
エスコンで自慢の打棒披露できず
「基本真っすぐとスライダーのピッチャーなので、真っすぐを待ちながら、スライダーも浮いてきた球は(打ちに)行こうと思っていて」。球界屈指の右腕との対戦に向け、頭の中で対応策を練って臨んだが、1、2打席目は150キロ超のストレート、3打席目はスライダーを空振り三振。投手交代後の第4打席も空振り三振に終わり、2軍戦で見せ続けていた打棒を、エスコンのファンの前で披露することは、この日はかなわなかった。