ファイターズ
有薗直輝 横尾コーチとの〝二人三脚〟で覚醒へ 素顔は「ゆるキャラ」!?

■イースタン・リーグ5回戦 楽天1-11日本ハム(4月30日、鎌ケ谷スタジアム)
猛アピールを続ける若き大砲
日本ハムの有薗直輝内野手(21)が猛アピールを続けている。ここまでイースタン・リーグ単独トップの7本塁打をマーク。30日は楽天戦(鎌ケ谷)に「4番・三塁」で先発出場し、4打数4安打1打点と大暴れした。
稲葉監督の期待に応えるOPS1.000超え
2軍ではチームトップの29試合に出場し、打率.330の7本塁打、19打点。1軍昇格に向けて、稲葉2軍監督は強打者の指標「OPS1.000超え」と高いレベルを求める。
この日は、第4打席に中堅へ適時二塁打を放ち、OPS1.014まで上昇。有薗本人も「それくらい打たないと上(1軍)で活躍できないので、そこは目指していきたい」と、好調を維持し続けることを誓う。
横尾コーチに師事 「いい言葉をもらっている」
将来の主砲候補としてドラフト2位で入団し、今年で高卒4年目。急成長のワケは、今季からチームに加わった横尾2軍打撃コーチの存在が大きい。
「横尾さんから毎回、いい言葉をもらっているので、すごいやる気が出るというか。メンタル面でも緊張せずに、楽にいけています」と感謝する。
心がけるポジティブシンキング
現役時代に右の長距離砲としてならした横尾コーチの声かけは、いつもポジティブだ。
「三振してもいいから、ホームラン狙ってこいとか。気持ちが楽になります。思い切りいけますし、迷わなくなりました。去年とかは三振したらどうしようとか、迷いがあったんですけど、今は三振しても気にしなくていいやって。遠征の時に(残留練習で)来ない時もあるので、(その時は横尾コーチの)言葉を自分に言い聞かせて」。安定したメンタルを保てるようになった。
