金村尚真 エース伊藤の前で語った「悲しさ」 来季は「先発会」に返り咲く
伊藤と参加したトークショーで会場を盛り上げる金村=撮影・松本奈央
今季は開幕投手も途中から配置転換
日本ハムの金村尚真投手(25)が17日、伊藤大海投手(28)と函館・湯元啄木亭で行われた「ファイターズファン納会」に参加。今季、沢村賞に輝いたエースの前で、来季「先発会」返り咲きを誓った。今季は開幕投手を務め、前半戦は先発陣の一角を担ったものの、途中から中継ぎに配置転換。「来年は。1年間、先発で過ごしたシーズンがないので、ちょっと悔しい思いしたので。若手がすごい活躍していますし、大海さんも北山さんも遠くに行っちゃったので。姿が見えるくらいには行きたいなと思います」と意気込んだ。
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沢村賞を目標としたのは

契約更改交渉後の記者会見では、来季の目標として色紙に「沢村賞」としたため、伊藤に対するライバル心をのぞかせていた。「あれはなんか15勝とか書いても、あれかなと思って。そこはぶれずに沢村賞っていうのをずっと目指してやっていかないといけないと思うので。なんか、みんなに言われるんですよ。めっちゃ大海さんをライバル視しているねって(笑)。ライバル視というか、超したいですけどね。なんだコイツと思われると思いますけど」。
いつのまにか食事会にも誘われず…話題も
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春季キャンプでは、伊藤、北山とご褒美をかけてバトルすることを約束していた。①イニング数②防御率③クオリティースタート率の3項目で争っていたが、シーズン途中、中継ぎになったことで脱落していた。「北山さんと大海さんと勝負していたんですけど、のちのちその話題にも触れられなくなる悲しさ。2人で話していて、俺、1人中継ぎに行ちゃって。飯とかにも誘われなくなって」。
▼先発ご褒美バトル その結果は…
抽選会で当選者と記念撮影をする金村(右)
何で俺は…
しまいには、先発陣の食事会にも呼ばれなくなった。「先発会するみたいになって、冗談で言っているのかと思ったんですよ。加藤さんとか、おまえ呼ばないよみたいに。冗談で言っていると思ったんですが、本気で呼ばないんですよ。で、飯食っているときにLINEしてくるんですよ。ただの意地悪です(笑)」としょんぼり。「達より俺の方が(先発歴)長いし、福島よりも長いし…。何で俺は入っていないのって」。嘆きの連続に、横で聞いていた伊藤も笑うしかなかった。
▼CSで好投した先発陣 その裏にあった「加藤さん」主催の〝決起集会〟
イベントのトークショーでも、そのことが話題に上がり「(先発陣に)もう入る予定なので。自分でプレッシャーかけるやつです。先発やります!」と堂々宣言。追いつけ、追い越せ。大好きな先輩に近づくため、燃えていた。
写真撮影タイムに応じる金村(右)と伊藤
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▼イベントの様子をお届け(金村編)▼





