《平川弘のCool Eye》高嶺争奪戦が勃発するのは、当然といえば当然
J1への執念感じさせる凄い試合だった
J1昇格を懸けたプレーオフ準決勝は2試合とも凄まじいゲームであった。特に千葉と大宮のゲームは凄かった。大宮が3点を先行したが千葉が4点を取り返してひっくり返した。両チーム合わせて7点が入る大味なゲームとなったが、J1への執念を感じさせる素晴らしい戦いだった。
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札幌はプレーオフに絡めず蚊帳の外だったが、0-3からひっくり返すパワーがあっただろうか? 準決勝の2試合ともホームチームが勝ち上がった。徳島は磐田に先制されたが追いついて1-1とし、ホームアドバンテージの利を生かした。プレーオフファイナルはリーグ戦の順位が上の千葉のホームで行われる。4点を取った千葉の方が勢いがありそうだ。引き分けOKというところは、やはり大きなアドバンテージだが、それを気にし過ぎると消極的になってしまうところは難しい。
あの人がJリーグに帰って来る!けど…
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元鳥栖監督の川井氏が札幌の監督になるらしいとの報道があったが、その後の動きはない。そんな中、昨年まで札幌の監督を務めたペトロヴィッチさんが名古屋の監督に就任することになったようである。札幌の監督を辞任し、ほぼ監督業から引退すると語っていたが、気持ちが翻ったらしい。68歳で監督を務めるのは、健康であっても体力的にめちゃめちゃしんどいはず。しかも彼のやり方は、どちらかと言うと分業制ではなく自分で全てをマネジメントしたいタイプ。名古屋のオファーがそんなに魅力的だったのだろうか? 名古屋はJ1なので札幌には関係ないが、個人的にはJリーグに戻って来てほしくなかった。そんなこと言える立場ではないのだが。
どうなる高嶺 本人の気持ちを尊重するしか…
実績のあるペトロヴィッチさんにとって、日本は稼げるところだから仕方ない。おまけに札幌のMF高嶺を狙っているというではないか。ボランチながら、今季J2で10得点を挙げて格の違いを見せ付けた札幌のキャプテン。争奪戦が勃発するのは、当然といえば当然である。札幌のJ2降格を憂いて昨季はベルギーから戻って来てくれたが、来季はどうなるのだろうか。本人は相当悩んでいると思うが、高嶺の気持ちを尊重するしかない。確かにJ2で2年もプレーする選手ではないのだから。
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