柳川大晟 伏見が見せた〝優しすぎる〟行動に感謝「去年、僕の肌が荒れていた時に…」
鎌ケ谷での練習後、取材に応じる柳川=撮影・近藤裕介
満を侍してチーム宮古島入りへ
日本ハムの柳川大晟投手(22)が来年1月、〝宮古島合同自主トレ〟に初参加する。来季の目標に「セーブ王」を掲げる若き剛腕。チームメートの山本拓実投手(25)や、ソフトバンクの上沢直之投手(31)、巨人の田中瑛斗投手(26)らとともに汗を流し、日本一の守護神を目指す。
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例年、12月には地元の大分で、同郷の田中と練習している。以前から先輩右腕に「宮古島も一緒にどう?」と誘われていたが、今年は免許取得などもあって断念した。来年は満を持して、チーム宮古島の一員となる。
「来年はキャンプに入る前から、ちゃんと投げたかった。こっち(鎌ケ谷)だと寒くて、ちゃんと投げられないので、(宮古島に行く)一番の理由はそこですね。暖かいところで投げたい」

新天地でブレークした先輩にも学ぶ
経験豊富な先輩たちから、成長のヒントを盗むつもりだ。「一番は、フォークをどうにかしたい。今年、良かったフォークは3球くらいしかなかった。真っすぐとカットだけになってしまっていたので、どうにかしないとヤバいなと。落ちないし、変なところ行くし。もう少しフォークを増やせれば、(直球の)平均球速も上がるし、打者ももっと考えると思うので」と進化した姿を思い描いた。
今季62試合登板、36ホールドと大ブレークした田中の調整法にも興味がある。「同じリリーフですし、シーズン中のウエートのタイミングとか、コンディショニングとか、一日の流れは気になります。あれだけ投げているので、そこは聞いてみたいです」
〝窮地〟を救ってくれたベテラン捕手
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来季への準備を着々と進めている中、突然の悲しい別れもあった。いつも気にかけてくれた伏見がチームを去る。昨年8月にプロ初セーブを上げた際には、高級ブランドの靴をプレゼントしてもらった。「ヴィトンの黒い靴です。スーツの時に履くような感じの。(汚したくなくて)履けないです」と大切に保管している。
マウンド上だけでなく、プライベートでも、優しい先輩捕手に助けられたことがある。「去年、僕、めっちゃ肌が荒れていたんですよ。その時にすごく心配してくれて。 奥さんが、そういうことに詳しいらしくて(伏見が)僕の肌の写真を撮って、奥さんに見せてくれたみたいで。『この状態だったら、これが合うよ』と化粧水とか全部、買ってくれて、もらいました。そのおかげで(肌荒れが)落ち着きました。今は同じものを自分で買って使っています」。後輩思いの愛ある行動に心から感謝した。
2024年8月7日の楽天戦でプロ初セーブを挙げた柳川(左)と伏見
できれば避けたい対戦
来季から、伏見は阪神でプレーする。交流戦や日本シリーズで対戦する可能性もあるが、柳川は「寅威さん結構、打つイメージがあるんですよ、僕の中で。真っすぐだけを狙って、真っすぐを打っているイメージがあるので打たれそうです。嫌です。キャッチャーというのが嫌です」と苦笑い。「カットボール3球で」と、真っすぐ狙いの裏をかく作戦をイメージしていた。
クローザーの座は譲らない!
今季は自己最速の159キロをマークした。それでも、まだまだ発展途上だ。今オフは肉体改造にも成功し、体重は93キロから97キロまで増えた。「160キロ、出る気しかしないです」と、大台突破を射程に捉えている。
斎藤友貴哉、田中正義らとの守護神争いは熾烈(しれつ)だが、負ける気はない。「まだ(抑えは)決まっていないと思うので、アピールですね。オープン戦、キャンプから、投球内容で勝負したい」。新たに47番を背負うホープはここからさらに成長スピードを加速させていく。
今年年6月にセーブを挙げた柳川(左)と伏見