【一問一答】柳川大晟 来季1軍フル稼働でセーブ王獲りだ「自分のベストを維持する。そこだけを意識して」
来季の目標に〝胴上げ投手〟と書いた柳川=撮影・小田岳史
背番号47で思い浮かべるレジェンド左腕
日本ハムの柳川大晟投手(22)が26日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉を行い、1800万円増の年俸3400万円でサインした(金額は推定)。今季は6月中旬からクローザーを務め、8月までに11セーブをマーク。22試合連続無失点を記録するなどブルペンを支えた若武者は、来季の目標にセーブ王獲得を掲げた。会見での一問一答は以下の通り。
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―サインはしたか
「サインしました」
―金額のアップダウンは
「アップです」
―納得のいく金額だったか
「納得できたのでサインしました」
―球団からはどんな話があったか
「8月ぐらいまで頑張ってくれた、と言ってくれました」
―来季に向けての言葉は
「僕も来シーズンはタイトルを目標にしているので、そこを目指してほしいと言われました」
―具体的に目指したいタイトルは
「今は抑えをやりたいので、セーブ王を目指しています」

―今季を振り返って、納得いった点、納得いかなかった点は
「開幕からちょっと出遅れて。そこから状態を上げていけて、夏ぐらいまでは良かったんですけど、終盤けがをして、優勝争いとCS(クライマックスシリーズ)で投げられなかったので、そこが一番悔しかったです」
―故障離脱したシーズン終盤の心境は
「テレビとかで試合を見ながら、自分だったらこう投げているなとか、そういうのを思いながら見ていました」
―この悔しさを次にどう生かしたいか
「去年も含めて今年も1軍でやって、課題というか、こうやったらやれるだろうな、というのをすごく感じたので、来年楽しみですね」
―「こうやったらやれる」という部分は具体的には
「去年はトレーニングの面で苦しんで、今年はしっかりトレーニングをやろうという中で、リカバリーというか、コンディショニングの方に時間をなかなか割けなかった。おろそかになっていたところがあるので、トレーニングとリカバリーのバランスというところですね」
―シーズン終盤で抑えを務めた斎藤など、セーブ王に向けてのライバルも多い
「自分のベストのパフォーマンスを維持できたら、ずっとやれると思っているので。人のことは気にしてもしょうがないので、自分のベストを維持する。そこだけを意識したいです」
―来季から背番号が変更となる
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「95番も結構、気に入ってはいたんですけど、(47番に)若くなって、新しい番号でまた頑張りたいなという気持ちです」

―47番をファンに定着させたい
「(背番号が)変わるかもしれないから、まだ(グッズを)買っていないと言ってくれる方がいたので、ぜひ買ってほしいなと思います」
―ドラフトで大川ら同学年の大卒選手が入団。刺激を受けるのでは
「そうですね。同級生がかなり増えるので、負けられない気持ちはもちろんあります。でも人のことは気にしても意味がないと思うので、自分のやれることをやりたいです」
―ファンへメッセージを
「今年は1年間プレーすることができなかったので、来年は最低限1軍でプレーして、セーブ王を必ず獲りたいです」
―離脱の原因となった腰の状態はもう問題ないか
「もう今は大丈夫です」
―オフ期間に鍛えたい部分は
「一番がフォーク。技術的なところを言えばフォークです。投げてはいたんですけど、今年はほぼ使えないような状態だったので、もう一回イチからつくり直して、決め球にしたいなと思っています」
―握りなどを誰かに習っているか
「けがをしてから、ずっと時間があったので、自分でやってみたりとか、金子(コーチ)さんとかにもいろいろアドバイスをもらったりとか。結構、手応えが今はあるという感じですね」

―今までの自分のフォークとはどう変わったか
「今年は落ち幅が1、2年目、去年に比べてかなり少なかったので、そこが一番なんですけど。あとは投げどころとか、全部に関して今年はダメだったので、全体的に全く違う感じにしたいなと思っています」
―新背番号の47に持っているイメージは
「左ピッチャーのイメージがありますね。今も左ピッチャーが結構、着けているイメージです」
―特に思い浮かぶのは
「工藤公康さんですね」
―かなり上の世代だが、印象が強いか
「そうですね」
―トレーニング面で苦しんだのはどういうところか
「去年は移動とかも多くて、慣れていなかったので。トレーニングをやらずに、というのが多かった。それではダメということで、今年はトレーニングをしっかりやろうと思ったんですけど。トレーニングがしっかりできて、球速とかも上がって良かったんですけど、球速が上がれば、やはり体の負担とかも増えるので、そういうところでもう少しリカバリーの時間を増やしたいなと思います」
―コンディション維持が課題の中、オフに意識してやっていきたいことは
「けがをした時点で、トレーナーの方からメニューとかを出してもらって、全然足りないものが結構あったなと思って。引き出しとかも結構、自分の中で増えたので、これだったら来年いけそうだという感じで今、考えています」
―どういったところが足りなかったか
「腰は体幹とか柔軟性とか。ケアとかもなかなかできていなかったので、時間の使い方ですかね。トレーニングに集中していたので」
