首脳陣が下した英断

　日本ハムの柳川大晟投手（２２）が２４日、１軍選手登録を抹消された。今季途中から抑えに定着し、ここまで１１セーブを挙げていたが、首脳陣が疲労に配慮し、決断。本拠地のエスコンに残ってコンディションを整え、最短１０日の復帰を目指す。

新庄監督「これはもう、疲れているなと」

　２１試合連続無失点中の守護神が一時的に離脱することになった。チームとしては痛手だが、９月の正念場を前に必要な措置と判断した。

　新庄監督は「ずっとプレッシャーのある場面で投げさせてしっかり抑えてくれて。休ませたいなという気持ちが１週間前からあって。この間、投げた時に、なんか見た感じが（普段の）柳川くんではなかったんですよ。これはもう、疲れているなと。１０日間、しっかり休ませて。ここからまた大事な試合があるので」と説明した。

加藤投手コーチ「みんなでカバーしたい」

　柳川不在の間、クローザーは固定せず、適材適所の起用で乗り切る方針だ。加藤投手コーチは「きょうは上原に行ってもらいましたけど、３連投でしたし。（田中）正義にしろ（任せられる投手はいる）。（２軍から中継ぎを）１人補充しますけど、打順、調子などいろんなことを監督と相談しながら。特にコイツでいくというのはない。柳川が帰ってくるまで、なんとかみんなでカバーしたいです」と見通しを示した。