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2025/12/04 17:50 NEW

【一問一答】水谷瞬 ド派手スーツの裏地に隠された愛犬への思い「1匹がちょっと病気で…」

契約更改を終え、会見する水谷=撮影・松本奈央

来季に目指すは「一本にんべんが付くような…」

 日本ハムの水谷瞬外野手(24)が4日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉を行い、2300万円増の年俸5000万円でサインした(金額は推定)。現役ドラフトでソフトバンクから移籍して2年目の今季は、自身初のシーズン2桁本塁打をマーク。黄色のド派手スーツに身を包んで登場した会見の一問一答は以下の通り。

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―まず、サインしましたか
「保留しました(笑)。嘘です。しました」

―球団の評価を聞いて
「今年もしっかりと数字を出していただいて。現役ドラフトから2年、期待を上回るような活躍をしていただいた、というようなことを言っていただきました」

―その言葉を受けて
「僕の中ではまだまだ。今シーズン、数字としてはいいものを出したが、まだまだ足りないと思うので。ここからもっと期待を裏切られるような活躍をしていけたらなと思います」

―球団に要望したことは
「要望はたくさんしたので、時間食っちゃいます」

―一部分でもいいので教えてください
「一部分…今シーズン、僕はグルテンフリーに取り組んだのですが、豊富なメニューを食堂の方で準備していただいているのですが、グルテンフリーの麺、パスタであったり、うどんであったり、そういうところを用意していただけたらと伝えさせていただきました」

―球団からの反応は
「本当、数え切れないくらい要望したので、その反応は覚えてないですけど。不満とかではなくて、こうしてほしいということは伝えさせていただいて、その上で前向きな反応をしていただいたんじゃないかなと思います」

―会見場に入ってきた瞬間に気になった鮮やかなスーツ。選んだ意味と着てきた理由は
「選んだ意味は普通に黒のスーツが面白くないってところと。昨年もピンクのスーツで着たんですけど。1年に1回こういう節目というか、せっかく(年俸が)アップしたので、何かこう毎年できたらなという思いを持ってやっていますし。この色をチョイスした理由は、今シーズン本当にパイナップル(パフォーマンス)を昨年以上に浸透できたんじゃないかなっていう1年間だった。そういう意味では今年のテーマカラーは黄色。この色だったんじゃないかなってところでチョイスしました」

―契約更改に向けて準備したスーツ
「そうですね。9月くらいから練っていました。1日しか着ないです」

―きょうだけ
「きょうだけです」

―もったいない
「これで結婚式に行ったら、ちょっと引かれますからね(笑)」

―そんな今シーズン、脇腹のけがで出遅れもあったが、自身初の2桁ホームランも記録
「数字として見れば、周りからいいシーズンだったと言っていただけると思う。去年と同じような数字、7年目のシーズンではあったんですけど。よく言われる2年目のジンクスに対して、今シーズンは再挑戦というテーマを持って入ったんですけど。本当にキャリアハイ更新できた部分もあって。終盤当たりからもり返して、この数字を出せたのは一つ自信になるシーズンだった。始めの方は自分を見失う部分もありましたし、もどかしい時期もあって。本当、ふがいない1年だったなと思うのですが。ここから来シーズン以降の野球人生で、僕の中ではこの1年、本当に大事な1年だったなと。また忘れないようにやっていこうと思えるような1年だったかなと思います」

―印象に残っている試合はあるか
「ファームの試合なんですが…。ファームの試合で函館に行ったんですけど、代打で出場した試合が僕の中では今シーズン、印象に残っている試合です」

―どういう意味で印象に残っているか
「自分自身、つらかったですし、このまま終わってしまうのではないか、忘れられてしまうのではないかとか、そういうことを考えて。苦しい時期はあったんですけど、函館に行った時に、たくさんのファンがグッズとか持って応援しに来てくださっているのを目にしましたし。代打で出場した時に、地方球場ですけど、エスコンの歓声に負けないような球場の沸き方とか、たくさんの声をいただいて。こうやって応援していただける人たちに、喜んでもらいたいっていう気持ちがあったので。僕の中では一番、印象深い試合でした」

―来季さらに外野手争いは熾烈(しれつ)になりそう。今の思いは
「それは始まってみないと分からない話ですし、今年良かったから来年もいい保障はないですし。そこは人ではなく自分を見ていきたいと思いますし、僕の目指しているところに対しての今がある。周りではなく自分をどんどん磨いていって。その先に来年の今頃というか、どういう思いでいるかにつながってくると思う。今、できることはさらに自分を磨くことだと思うので、しっかり準備していきたいです」

―どういうオフを過ごしたいか
「今シーズン、キャリアハイのホームランを打てたってところはあるんですけど。僕の中でパワー不足を実感するところもあったので、それを補うような技術はもちろんなんですけど、技術以上にフィジカル面をやっていきたいと思います。ここから来シーズンだけはなくて、来シーズン以降3年、4年後を見た時に土台になるようなオフシーズンを過ごしたいと思っている。数字で何キロ増やすとか、そういうフィジカルアップではなくて、キャンプに入った時に周りから見て、なんか大きくなったよねっていう。大きくなったよねではなく、ちょっと大きくなったよねくらいの見え方、大きくしすぎるとけがにつながるので。そういう変化、進化があるようなオフシーズン、もう始まっているんですけど、11月からの3カ月を過ごしたいなと思います」

―年俸アップ分はトレーニングにつなげるのか、使い道は
「使い道は特に考えていないですし、トレーニングにつなげるのは桁がゼロ1つ違った時から自分の中で使っているので。カツカツな生活はしていたんですけど、その分、クオリティーの高いものができていると思うので。上がったから余裕があるとかはないので、はい。もやし食って生活します(笑)」

―来季はどんなシーズンにしたいか

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