【一問一答】水谷瞬 先輩の意地で援護射撃 心に秘めていた高卒ルーキー柴田への思いやり

■パ・リーグ23回戦 西武5-12日本ハム(9月15日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの水谷瞬外野手(24)がスタメン出場し、2本の適時打を放って逆転勝利に貢献した。ルーキーの柴田獅子投手(19)を援護しようと奮起。チャンスでしぶとく結果を残し、先輩の貫禄を見せつけた。ヒーローインタビューと試合後の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―首に掛かっているものが気になります。教えてください
「急にヒーローということを言われて、何か仕込みをしないといけないかなと思って、慌てて仕込んできました」
―それはどういったものでしょうか
「これはファンの方から送っていただいたもので、ぜひ使ってくださいということだったので、きょう使わせてもらいました」
―2点を追いかける三回無死満塁。どんな思いで打席に入ったのでしょうか
「チャンスの場面でビハインドの展開でしたし、柴田が頑張って投げている中、初勝利を付ける前に、初黒星を付けてはいけないと、お兄さんたちが(点を)返すよと、そういう気持ちで打席に立ちました」
―フルカウントからのタイムリー。あのアプローチはどう振り返りますか
「しぶとく、なんとか事を起こそうという思いでやっていたので、ヒットという最高の形で(走者を)かえせて良かったのかなと思います」
―リードして迎えた六回(右前に適時打)はどんな思いでしたか
「僕の前にラッキーも起きて勝ち越せたということで、だいぶ楽な気持ちで入れたなと思うので、良いところに落ちてくれて良かったなと思います」
―バッティングの状態はいかがですか
「北海道の気温が下がってきているように、僕の体は元気になってきているので、ここから気温とは真逆に上げていけたらなと思っています」

―先輩の浅間選手が戻ってきました。同じ外野手としてどう見ていましたか
「チャンスの場面で多く回ってきましたけど、後ろに大基さんがいるということも考えて打席に立てたので、僕がダメでもなんとかしてくれるという思いがあったので、思い切っていけました」
(浅間が手でごまをするポーズ)
―負けられない戦いが続きます。意気込みをお願いします
「まだまだここからだと思っていますし、何回も言っているように負けられない戦いが続いているので、勝ちだけを考えて目の前の一戦に臨めたらなと思っています」
―いつものあれを期待するファンも多いと思いますので、よろしくお願いします
「きょうもたくさんの応援、ありがとうございました。ワン、ツー、スリー、ジェッシーの前に、(首飾りを持って)こういった、めちゃくちゃおもろいよという仕込みをどんどん送っていただけたら最高です。ぜひエスコンまで送ってください。それでは、ワン、ツー、スリー、ジェッシーで締めさせていただきます。ワン、ツー、スリー、ジェーーッシ」
【囲み取材】
―三回に適時打。試合中のコメントで、取られたら取り返すのがお兄さんたちの仕事ですと