ファイターズ
2025/11/28 19:50 NEW

【一問一答】宮西尚生 19年目を前に「あのね、気付いたことが一つ」〝宮西ロード〟は「半分ぐらいは本気」

契約更改を終え、会見する宮西=撮影・松本奈央

記録以上に大切にする〝最後の目標〟は…

 日本ハムの宮西尚生投手(40)が28日、エスコンフィールドで契約更改交渉を行い、現状維持の6500万円でサインした(金額は推定)。プロ19年目のシーズンへ向かう熱き思いを口にした。一問一答は以下の通り。

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―サインは
「しました」

―金額は
「非公開でお願いします(笑)」

―球団に何か伝えたか
「ブルペンのアップする場所を拡大してほしい。そういうことを話しました」

―球団からどんな言葉をかけられたか
「そういう話し合いはシーズンが終わってすぐにしたので、もう忘れましたけど。一番印象に残っているのは、来季も戦力としてこちらは見ていると。その言葉に尽きるかなと思います」

―ファイターズに残る決断をした理由は
「最初のFAの時に言っているので、知っている方は知っているのかなと思います」

―特別な思いがある
「このチームに対する思いは強いですし、ほかの球団でとか、海外でとか、いろんな選択肢がある中、それをしたとしても自分の人生やし、いい経験ができたと思います。ですが、自分の場合は残留という決断を常にしてきて。若いチームの中で1人、年齢がいっている19年目になりますけど。今の野球というか、若い選手たちと野球をしていることが楽しくて、勝つ喜びというか、同じように成長できていると感じさせてくれるこのチームに残って良かったなと思う。この数年、フルシーズンという、僕がルーキーの頃から目標にしていたところを果たせていない。その悔しさは毎年ありますし、この年になってくると、自分の目標を達成できていないことで考える部分はありますけど、それをはるかに超えるほど、ファイターズには魅力がある。今年もあと一歩で逃しましたけど、優勝できるチャンスも見えてきていますし。またメンバーは変わりますけど、来シーズン、優勝を目指して、最後はボスを胴上げして気持ち良く終わりたいなと、そのような目標を掲げています」

―良かった点、課題は
「良かった点は30試合放れたことであって。悪い点ばかりですね。50試合投げろと言われたら、投げられる体力はもちろんありますし、技術的にも落ちたということではなくて。年齢なのか分からないですけど、コンディションを維持させるための答えを見つけきれていないから、同じような成績になっているのかなと。そこが反省点かなと」

―今年は900試合登板を達成
「900試合達成…これは積み重ねがあるので、今年に限って一概に言えることではない。それが大前提ですけど、今年はもう、ボスに取らせてもらった900試合。この900試合を意味あるものにするために来シーズン、爆発的な成績を残さないと申し訳ないなと感じています」

―優勝まであと一歩だった。実感があったか
「中におるからこそ感じますし、その一歩がすごく大きいと感じるのが現実。だからこそ優勝するのが難しいわけで。できないチームではないと、はっきりこの2年で証明できている。あとはボスがどうこうではなく、選手たちがどう考えて行動できるか。どういうプレーができるか、ということが大事になってくる。その中で、かじを取るのはボスですけど、やるのは選手。意識の高さ、一つのプレーだったり、そういうことが全てかなと」

―達成のためにどう力になりたいか
「プレーヤーとして結果を出すことが第一ですし。それだけでなく、気持ち的に負けている時、つらい時期を支えてあげるのも自分の仕事だと思う。そういうところもサポートしつつ。でも一番は結果を出し続けること」

―全てを捧げていく覚悟で
「そういうつもりでここまでやってきていますし、最後にいい思いをして現役を終えるというのが今の僕の理想像なので。そこを目指していけるところまで頑張る」

―新庄監督を胴上げして終わりたいという言葉の真意は

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