【一問一答】野村佑希 移籍の松本剛は「本当に大好きな先輩」 狙うはレギュラー再奪取
契約更改を終え、会見する野村=撮影・松本奈央
「4番・郡司」に闘争心
日本ハムの野村佑希内野手(25)が27日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉を行い、1500万円増の年俸5800万円でサインした(金額は推定)。開幕4番に指名された今季は、序盤戦こそ期待に応える結果を示したものの、故障離脱もあり、後半戦は苦しいシーズンを過ごした。反攻を期す来季、覚悟を持って臨む。会見での一問一答は以下の通り。
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―サインはしたか
「はい、しました」
―金額のアップダウンは
「まあ、アップですかね」
―提示金額や結果についてどう感じているか
「結果に関しては、納得いくものではないかなという感じですね」

―球団とはじっくりと話し合ったか
「そうですね。すごく気にかけてもらっている部分もあるので、そのへんの話をさせてもらいました」
―どんな話があったかを言える範囲で
「毎年のことなんですけど、どういうシーズンであったかという。反省も含めて」
―来季に向けてどのような期待をされているか
「もちろん、もっと打ってほしいということに尽きるというか。まだまだ打てるだろうと言っていただきました」
―昨年のファンフェスティバルでは開幕4番に指名された。今季はどんなシーズンだったか
「スタートは自分の中で準備してきたものもたくさん出せました。けがを含め、いろいろあったシーズンだなというのはあるんですけど、結果的に終わり方を含めて良くなかったので、悔しいシーズンだなというのはありますね」
―今季の収穫と課題は
「課題の面ではやはり体が。もちろん防げないけがであったりとか、どこかしら痛いというのはあったりすると思うんですけど、その中でそれに対する技術でのカバーであったりとか、どうしても調子的に体がうまく動かせないという時期があった。そういう部分でもう少し違う、ケアを含めたアプローチがあったのではないかなと感じています」
―けがを防ぐために考えていることは
「けがをしないためには、やはり移動を含め、トレーナーの方々に本当にお世話になることが多いと思うんですけど、どこかが痛いであったりとか、ある程度体が動かないと疲れやすくなると思う。そういう中でどう体を使っていくというか、また違う引き出しをこのオフで増やせたらなと思います」
―今季は8本塁打。この結果をどう感じているか
「シンプルにしょぼいなと思っていますね。余裕で2桁と言わず、20本、25本、30本といけると僕自身は思っていますし、いけるペースではあったと思うので。そこがうまく継続できないというか、結局そういう本数で終わってしまうというのは、まだまだ実力的に足りない」
―来季、大切になってくることは
「悔しいシーズンになりましたけど、今年の最初は良かった部分はあったので、そのへんをどうやって継続していくか。良いところをどう継続していくかというのと、やはり自分の得意なコース、打てるコースというのは決まっていると思う。そのへんをどう捉えるか。そういう準備、どう練習していくかが大事」
―来季の開幕4番は郡司が指名された。燃える部分もあるのでは
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「そうですね。(自身の)終わり方も終わり方だったので、4番発表で、もう一度、僕ではないなというのは分かっていたので。苦しいスタートにはなるかと思いますけど、僕自身しっかり出られるように準備していきたいなと思いますし、負けないように頑張りたいなと思います」
―実力で4番を勝ち取ろうという思いか
「そうですし、やらなければ終わりだと思っているので」
―秋季キャンプでは守備練習に力を入れていた
「客観的に見た時に、来季はどちらかといったら、外野(起用)が増えるんじゃないかなとは感じているので。技術的に足りないことが多すぎますし、そういう部分はこのキャンプを含め、森本コーチに練習方法とかをいろいろと教えてもらったので、そのへんはどんどん強化していきたい。細かいところをしっかり技術として上げていけるようにしたいなと思います」
―ポジション争いの中で大切になってくることは
「チャンスが来た時に、自分をどれだけ高めてやれるかが大事になってくると思う。試合に出てもらわなければ困ると、どれだけ思わせられるかだと思うので、しっかり自分のレベルを上げ続けるというか、鍛錬の1年にしたいなと思っています」
―ファンへメッセージを
「今シーズン、本当に1年間、応援ありがとうございました。最終的にチームとしても2位という形で、最後もホークスに1勝足りないという形でしたし、僕自身たくさんふがいない姿を見せてしまったので、来年しっかりレベルアップして、最後、良い形で終われるように頑張りたいと思います。来年も応援よろしくお願いします」

―オフの自主トレは伊江島で
「はい、変わらずやると思います」
―来年の1月からか
「はい」
―一緒に自主トレをしていた松本剛が巨人へ移籍。何かメッセージはあったか
「決まってからは、まだしていないですね。会うので、そのタイミングでと思っています」
―伊江島の自主トレも一緒に行うか
「来ると思います」
―選手会長で、自主トレもずっと一緒だった。移籍についてどう感じているか
「もちろん寂しい部分はありますし、本当に大好きな先輩なので、一緒にできない、一緒のチームでできなくなる。今後は分からないですけど、とりあえず来年(一緒に)できないというのは、寂しいなという部分はあります。けど、野球選手として試合に出るということが一番というのを、剛さんもよく言ってますし、僕自身もそうだと思うので。お互いしっかりレギュラーとして、来年過ごせればいいなと思います」
―今季は体を絞ってキャンプイン。来季に向けて変えるところはあるか
「絞ることはないと思いますね。別に太ろうとは思っていないですけど、トレーニング量は増やさないとな、とは思っています」
―筋力アップを図る
「継続課題で、それはずっとやっていくことですけれど。去年はある程度、ちょっと(筋肉量が)落ちても仕方ないかなと思って絞っていたんですけど、今年はしっかり上げてみたいなと思っていますね」
―来年やらなければ終わりというようなことも言っていたが
「そこまでは言っていないですけど(苦笑)。しっかり打てなければ、それこそ選手として求められなくなったり、結果を残せなければ終わりという世界なので、その危機感は持ちながらやらないとな、とは思ってます。なかなか厳しい1年にはなると思うので、しっかり歯を食いしばってやっていきたいなと思っています」
―オフの取り組みで抜本的に変える部分はあるか
「トレーニングは増えるというのと、悔しいシーズンではありましたけれど、全くダメと決めつけるようなシーズンではなかったと思うので。もちろん良いものもありましたし、自分の中でいけるという部分もあったので、そのへんのものを伸ばしながら、より去年からやってきた技術を上げたいなと思っていますし、その土台を大きくできればなと思っています」

―それができれば本塁打数も増えるという手応えがあるか
「手応えはありましたし、最初いいペースだったので。もっと打たないとというか、8本ではダメだなと思っているので。かといって12、3本でいいのかといったら、そんなわけではないですし、やはり打たないことには出られないので、20本、30本打たなければなと思っています」