野村佑希 〝同名〟ドラフト1位・大川慈英と「会うのが楽しみ」 呼び名問題は…
鎌ケ谷での自主トレで汗を流す野村=撮影・中田愛沙美
■秋季練習(10月25日、鎌ケ谷)
上々のスタートも「悔しいシーズン」
日本ハムの野村佑希内野手(25)が2軍施設で自主トレ。打撃練習やキャッチボールなど行い、「やっぱり休むと(体を)戻す時間が必要なので。そこはつくりたくないと思っていた」と精力的に汗を流した。
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プロ7年目の今季は、開幕から4番に座って結果を残したが、左脇腹の負傷による離脱も経験。「いいシーズンとは言えない。ダメとは言えないですけど、いろんなことがありました。結果的に悔しいシーズンでした」と振り返る。

守備力向上を期す秋季キャンプ
本職は一塁、三塁だが、左翼での出場機会も多かった。「慣れてきて、外野特有の難しさを感じてきました」。今月31日から始まるエスコンでの秋季キャンプでは、森本稀哲外野守備走塁コーチから〝強化指定選手〟に指名されている。
「実際、外野特守って全くできていないので。(試合で)守ることも多かったですし、やりたいなと思っていたので、ありがたい部分もあります。外野の練習方法が分からないので稀哲さんに、オフ何をやったらいいかとか、外野のうまい選手にも聞きながらやれればいいと思います」と意気込む。

2026年シーズン なんて呼べばいいの?
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〝名前かぶり問題〟にも初めて言及した。23日のドラフト会議で、日本ハムは明大の大川慈英投手を1位指名。名前の読みは「ジェイ」で、ジェームスのミドルネームを持つ野村の愛称と同じ。チーム内では、早くも「来年からジェイ(野村)をなんて呼べばいいの?」と話題になっている。
当の本人は、ドラフト当日のニュース記事で「一緒じゃん」と〝同名〟であることを認識した。「(名字の)野村より先にそっち(ジェイ)がかぶると思わなかったです(笑)。僕は別に野村って呼んでもらっていいですけど、皆さんが対応できるのか。ボス(新庄監督)もコーチもジェイと呼ぶので…」と見解を示した。
ドラフト1位で指名された明大の大川
実はチーム内に多い「ジェイ」
高校時代まで「ノム、ノムラ」と呼ばれていたそうで、「ジェイ」はプロに入ってから。入団時に「ジェームスと呼んでもらいたい」と発言したことで定着した。首脳陣、チームメート、スタッフ、ファンにも親しまれており、「思ったより浸透した。僕も慣れましたね」とうなずく。
自身よりドラ1右腕のことを心配する。「呼ばれる側は、なんでもいいですし、任せますけど、向こう(大川)が困るんじゃないですか。また、何か分かりやすいの、つくるんじゃないですか。結局、ジェッシー(水谷)もホークスでジェイと呼ばれていて、アタルも向こう(カナダ)だとジェイだった。なんとかなるんじゃないですか」。23年オフにソフトバンクから加入した水谷はミドルネームのまま「ジェッシー」、育成の山口はミドルネームがジェイだが「アタル」とチーム内で呼ばれている。
何はともあれ、「普通に、名前に関係なく会うのが楽しみですね」と野村。先輩として、ジェイとの対面を心待ちにしていた。
Jポーズでフォトセッションに応じる野村