夏季スポーツ
北口榛花 高所恐怖症なのに登山トレ「できるだけ木がたくさん生えている山がうれしい(笑)」
都内でトークショー
陸上女子やり投げの2024年パリ五輪金メダリストで、旭川市出身の北口榛花選手(JAL、27)が23日、都内の「MIZUNO TOKYO」でトークショーを行った。ミズノ社のブランドアンバサダーを務めており、自身がカスタマイズした同社のTシャツを来場者にプレゼントするなど、ファンと和やかに交流した。

世界陸上が行われた国立で見た光景
今年9月に東京で行われた世界陸上では、右肘のけがの影響で予選敗退に終わった。それでも、国立競技場で見た光景は心に刻まれた。
「自国開催の世界陸上は、どれだけ願ってもかなえられる舞台ではないので、その舞台に立てたことがすごくうれしかったです。日本で満員のスタジアムというものを実現できると、正直、私は思っていなかった。今までの日本の試合では、表現がよろしくないかもしれないですけど、競技場がガラガラというか、人がポツリポツリという感じだった。しかも皆さん、走っている競技を見に来ていて、100メートルの決勝が終わったら、みんな帰っちゃう。フィールド競技がまだやっているのに、どんどん人が引けていくのが中から見えちゃう。そういう試合が多かった。(東京での世界陸上は)どんなに時間が延びてしまっても、みなさんが会場にいてくださった。そういう日本の競技場を見られて、すごく幸せでした。日本の満員の競技場で、自分がやりを投げられたことは、競技人生の中で素晴らしい思い出になったと思っています」