奈良間大己が児童もビックリ飛び入りきつねダンス 今川優馬は〝執念先生〟の教え
子どもたちと交流する奈良間(右)と今川=撮影・工藤友揮
応援大使プロジェクトで持ち味発揮!
日本ハムの今川優馬外野手(28)と奈良間大己内野手(25)が20日、球団の「北海道応援大使プロジェクト」の一環で、小樽市立潮見台小学校を訪問。質問コーナーやキャッチボールなどを行い、全校児童235人とともに笑顔のひとときを過ごした。
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「子どもたちがすごく喜んでくれたのが、一番うれしいですね」。終了後、今川が約1時間にわたるイベントをそう振り返っていたが、その中でもハイライトと呼べる場面が、奈良間が見せたキレキレのダンスだった。
サングラス姿できつねダンスを披露する奈良間
選手たちが来校してくれたお礼に、児童たちが練習したきつねダンスを披露するというプログラム。おなじみのBGMが流れると、一緒に笑顔で踊る今川を尻目に、奈良間はその輪から遠ざかっていった。不可解な動きを見せた次の瞬間、突如、仕込んでいたサングラスを装着。さっそうと体育館のステージ上へと駆け上ると、キレのある激しい動きで、きつねダンスを踊り始めた。
奈良間の突然のパフォーマンスに、場内はこの日一番の大盛り上がり。「小学生には負けていられない、という気持ちがあるので(笑)。まだまだ負けてなかったかなと思います」。奈良間が〝ダンスバトル〟で勝利宣言すれば、今川も「サングラスを持ってきているあたり、さすがだなと(笑)。エンターテイナーだなと思います」と後輩への賛辞を口にしていた。
奈良間(左)のきつねダンスに、思わず振り返る今川(手前)
全選手の思いを代弁
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盛り上げ役を担った奈良間に対し、先輩としてしっかりとイベントを締めたのが今川だ。「とても楽しかったです。きょうの2人の名前を覚えてくれましたか?来年はエスコンフィールドに、ぜひ応援に来てください」とあいさつした後、「一番大事なことを言います。ちゃんと先生の言うことを聞いてください!」と、全校児童に向けて〝執念先生〟の教えを説いた。
あいさつで〝執念〟ポーズを披露する今川
20人近くの選手が、2日間にわたって後志管内の各地を巡った応援大使プロジェクト。今川は「なかなか(エスコンに)来られない方もいると思う。そういった子たちはプロ野球選手を身近に感じないので、こういった機会で、もっとファイターズが身近にあってほしいと思いますし、そういったところから興味が出て、エスコンに行ってみたいと思ってもらえれば、僕らとしてもうれしいこと。こういう活動はすごくいいなと思いますね」と熱っぽく語った。
さあ来季こそはペナント奪還だ!
奈良間も「北海道の球団として、小学生からもしっかり応援されているということを、もう一回、認識できたので、力に変えていきたいです」と感謝を口にした。児童たちから受け取った元気いっぱいのエネルギーを追い風に、日本ハムは来季、一丸となって優勝をつかみ取りにいく。
キャッチボールで子どもたちと交流した奈良間(左)と今川(右)