【一問一答】今川優馬 新庄監督の指摘に発奮「足が速くなりたい。見返したいです(笑)」
別メニューで調整する今川=撮影・桜田史宏
■秋季キャンプ(11月5日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの今川優馬外野手(28)が報道陣の取材に応じた。別メニューでの調整を続けている中で、今季を振り返りながら、けがの経過や来季の展望に触れた。このオフは「打って守れるセンター」をテーマに掲げ、取り組む方針だ。一問一答は以下の通り。
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―秋季キャンプは折り返し。充実度は
「僕は別メニューでやらせていただいていて。けがもほぼ完治していますし、今はトレーニングメインでやらせてもらっていて、すごく充実した毎日を送れているかなと思います」
トレーナーと会話する今川(右)
―けがの状態は
「ほぼほぼ。100%できると思います」
―今キャンプで重視して取り組んでいることは
「ハム(右ハムストリングス)をけがしてしまったので、障害予防だったり。スプリントをもう一度、見直して。もっと足が速くなるようにフォームをイチから、トレーナーの皆さんに教えてもらってやっています」
―手応えは
「まだやって数日なので…。徐々にいい感じになっているかなと思います」
―連日、大勢のファンが訪れている
「平日でもさくさんのファンの方が来てくださっているので、すごくありがたいですし、シーズン中の感謝の気持ちをこの期間にお見せできればいいなと思います」
―3年ぶりのホームランもあった。今季を振り返って
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「3年ぶりのホームランだったり、初めてCS(クライマックスシリーズ)に出場させていただいたり、感慨深い1年にはなったんですけど、トータルしてふがいない1年でした。シーズンを通して1軍に帯同できるように来年はもう一回、鍛え直してたい」
―昨オフは渡米して自主トレ。今オフは
「今年もアメリカには行きたいなと思っています。やってきたことを継続したいと思います」
―来季はどんな姿を見せたいか
「2年連続2位で優勝を逃しているので、とにかく優勝することだけを考えて。優勝するために僕がどんなピースになればいいのか追求しながら、打って守れるセンターを目指してやっていきたいです」

―今年、成長したところと課題は
「成長した部分の一番は精神面じゃないですかね。長く鎌ケ谷にいましたけど、絶対に下を向かないと決めて臨んだ1年間でした。腐らず、ずっと結果を残し続けて、いつでも1軍で勝負できるというところをアピールして。それで上がって直後に結果を残すことができたので。落ち着いたというか、いつでもいけるぞと。技術も自信も付いたので、そこが大きかったのかなと思います。課題は、けがをしてしまって分析してみたんですけど、オーバーワークもあったかなと。2軍で試合に出る機会が少なかったので、出ない分を運動量、トレーニング量でカバーした結果、やりすぎた部分はあったかなと、今、振り返って思います。ただ、そのオーバーワークがあったから生まれたホームランだと思っていて。来年はそのバランスを考えながら。今年、けがをしていい勉強になったかなと思います」
―アメリカにはいつ行くのか
「日程調整をしていて。リチャードさん、(現地で指導を受ける)コーチの方が忙しいみたいで、調整中ですね」
―年内に
「できれば年内に行きたいんですけど、また年始になる可能性もあるかなと」
―昨年、得たものをブラッシュアップするのか
「確認と、もっと成長できるように新たな発見、刺激も絶対にあると思うので、そこをやっていきたい」
―打撃だけでなく、送球なども学びたいと。同じ行き先でトレーニングできそうか
「今、別なところで考えています」
―足を速くしたいと。守備にも生かしたいか
「毎年、スプリントのタイムが上がっていますし、足の速さが上がれば、単純に守備範囲が広がるので。UZR(守備能力を客観的に評価するための指標)のレンジの部分でしっかりプラスを見いだすことができれば、でかいかなと思っている。打って守って走れる選手を最終的に目指していきたいので。足が速くないたいです。ボスに足が遅いと言われたので、見返したいです(笑)」
―いつ指摘されたか
「けがをした時に、『今川くん、足が遅いので肉離れした』みたいなことがあったので、見返してやりたいですね」

―プロで筋肉を付けた
「けがをするということは出力が出ていたということなので。疲労度とか、ケアに時間を当てるとか、そういう部分を見直す必要があったのかなと思います」
―打って守れるセンターと。ポジションのこだわりは
「出られるならライトでもレフトでも、というところですけど、センターというのは外野で一番、信頼されている部分はあると思う。まずはそこを目指してやるのがいいかなと。センターができたらライトもレフトも(こなせる)。どこでもできるのが僕の強みだと思うので、そこを生かしながら成長していきたい」