ファイターズ
2025/09/10 16:55 NEW

今川優馬 活躍の裏にあった仲間たちからの応援メッセージ 「その気持ちがすごくうれしかった」

9日のソフトバンク戦、三回無死二塁で適時二塁打を放った今川

ホークス撃破の立役者!

 日本ハムの今川優馬外野手(28)が9日のソフトバンク戦(エスコン)で1軍昇格即スタメン起用され、決勝本塁打を含む3安打3打点。「僕が優勝へのラストピース」と気持ちを奮い立たせ、チームを7-4の勝利に導いた。

長いファーム生活でも貫いた〝らしさ〟

 およそ4カ月ぶりに戻ってきた1軍の舞台。2軍で共に汗を流してきた仲間たちからの応援メッセージが、大きな発奮材料となっていた。

 プロ5年目の今季は開幕1軍入りも、定着できず。5月中旬から、ファームで暮らしが続いていた。2軍は若手の育成の場でもあり、中堅選手の出場機会は限られる。ベンチスタートでも、腐ることなく常に全力だった。「2軍でも勝ちたいんです」。試合中は誰よりも声を出し、攻守交代で戻ってきたチームメートを真っ先に出迎えた。

 北海道で暮らす家族と離れ、千葉・鎌ケ谷で寮生活。1軍の試合がナイター開催の日は、リビングで中継を見てから、その悔しさを胸に室内練習場へ。若い選手たちと一緒に、必死にバットを振ってきた。

6月、鎌ケ谷の室内練習場で打撃練習する今川

 

清水優に吉田 山口 宮崎 細川 梅林らがエール

 8月だけで6本塁打を放つなど、打率.414、7本塁打、28打点と好成績をマークし、ようやく巡ってきたチャンス。1軍昇格決定後、今川のスマートフォンに続々とメッセージが届いた。

 同学年の清水に、後輩の吉田、山口、宮崎、細川、梅林…。「みんな悔しいはずなのに、応援してくれるその気持ちがすごくうれしかった」と胸がいっぱいになった。

4月19日の2軍オイシックス戦、ベンチスタートの今川(右)が細川(左)とタッチを交わす

 

ユーモアたっぷりのメッセージが続々と

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい