【一問一答】奈良間大己 サヨナラ打の裏にあった担当コーチの献身「恩返しができて良かった」
延長十回1死満塁、奈良間(左)がサヨナラ打を放ち、喜びを爆発させる=撮影・小田岳史
■パ・リーグ22回戦 ソフトバンク0-1日本ハム(8月24日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの奈良間大己内野手(25)が延長十回、劇的なサヨナラ打を放った。九回の守備から途中出場し、1死満塁の絶好機で回ってきた打席で中前にはじき返した。明るくチームを盛り立てるムードメーカーが大仕事をやってのけた。ヒーローインタビューと取材に応じた一問一答は以下の通り。
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【ヒーローインタビュー】
―サヨナラタイムリー。ナイスバッティングでした
「いやあ~、久しぶりにマイクを持ちましたね~」
―この景色はどう見えていますか
「このエスコンにいる8割の人が『おい、郡司さんでいいじゃん』と思っていたと思いますよ。まあね。でも(残り)2割(のファン)は、追い込まれてからスタンドを見た時に、めちゃくちゃ声が出ていたので、(試合後も)最後までお願いします」

―最後、決めた時はどんな気持ちでしたか
「バカうれしかったっすね~」
―大事な大事な3連戦。最高の形で締めくくりました。きょうの勝利でホークスとのゲーム差は0・5。この先の戦いに向けて熱い熱いメッセージを
「いよいよなんですよ~。戦いはここからです。選手とファンの皆さんで一丸となって戦いましょう!」
【囲み取材】
―打席に入る前はどんな気持ちだったか
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「チャンスで回ってくることは分かっていたので、あそこで1本出そうと。打席機会が少ない中で、谷内さん(内野守備走塁コーチ)が試合終わりとか、打撃練習で投げてくれたり。そういうことがあったので、感謝したいと思います」
延長十回1死満塁、中前にサヨナラ打を放つ奈良間=撮影・宮永春希
―打席での狙いは
「追い込まれていたので、狙いとかなかったです」
―ヒットになった瞬間、喜びを爆発させていたが
「うれしかったです。谷内さんとか手伝ってくれていた人がいたので、そういう人に(恩を)返せたので良かったです」
―プレッシャーや緊張は
「次がレイエスだったので、そこまで気負うことはなかったですね」

―叩き付けてゴロを打とうという意識だったか
「そんな意識はなかったです。結果が良かったというだけです」
―新庄監督が高く評価していた。これをきっかけにレギュラーで
「そうですね。そこが目指していくところだと思うので」
―谷内コーチからはどんなアドバイスをもらっているか
「その日その日で。守備もそうですけど、バッティングで悩むことが多かったので、毎日のように一緒に反省して次の日を迎える。そこは感謝したい。僕も谷内さんに頼っている部分があるので、恩返しができて良かったです」

―エスコンのお立ち台に上がりたかったか
「立ちたい…そんなですね(笑)」
―ベンチから仲間が駆け寄ってきて、どう感じたか
「全員、僕よりデカかったので、圧迫感がありました(笑)。うれしいです。一瞬でしたね、人が来るのが。気持ちとか分からないです。(飛び跳ねて)浮いていました、宙に」
―ダッシュして新庄監督と抱き合っていたが
「あまり記憶にないです(笑)」
―言葉は交わしていたか
「よくやってくれた、みたいな感じでした」
