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2025/05/08 00:35 NEW

奈良間大己 延長十二回にまさかの投球練習 緊急登板要員も「(登板が)なくて良かったです」

延長十二回途中、緊急登板に備えて投球練習する奈良間=撮影・小田岳史

■パ・リーグ9回戦 日本ハム2-2オリックス(5月7日、京セラドーム大阪)

首脳陣の指示で急きょピッチング練習

 不思議な光景だった。日本ハムの奈良間大己内野手(24)が延長十二回に即席の投球練習を行った。

 途中出場で三塁の守備に就いていたが、投手交代の合間に首脳陣の指示を受け、その場から伏見寅威捕手(34)のミットへ向かって投げ込んだ。

八回、三塁の守備に就く奈良間

 

新庄監督「コントロールがいい」

 登板9人目の生田目が延長十二回、一塁ベースカバーに入った際に負傷し、10人目の玉井がマウンドに上がろうとしていた。玉井にアクシデントがあった場合、ブルペンに投手はいない。そのため、新庄監督が「コントロールがいい」と奈良間に白羽の矢を立て、準備させた。

延長十二回途中、新庄監督(右)から指示を受ける奈良間

 

マウンドに上がることなく無事に終了

 想定外の事態に面食らいながらも、奈良間は慣れない投球動作を行った。投手の経験は小学生時代が最後だった。引き分けとなった試合後、取材に応じて「投手が玉井さんだけだったので、何かあったらマウンドに上がるぞ、と言われました。イメージは全くなかった。(登板機会が)なくて良かったです」と胸をなで下ろしていた。

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