郡司裕也 伏見の移籍でチームけん引する責任感を強く意識「結果で引っ張っていくしかない」
試合前に行われる捕手の練習をともにする伏見(左)と郡司
みんなの頼れる兄貴だった
日本ハムの郡司裕也捕手(27)が18日、札幌市内で行われたトークイベント前に阪神へトレード移籍する伏見寅威捕手(35)について思いを語った。多くの学びを授けてもらった野手最年長のベテラン捕手が不在となる来季、よりチームを引っ張っていく存在となることを強く意識。そのプレーでチームを盛り立てていく覚悟だ。
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チーム内外に大きなインパクトを与えた伏見のトレード。郡司もまた「みんなの頼れる兄貴だったので、悲しいです」と、寂しさを口にする一方、「寅威さんのことを考えれば、チャンスが広がるというか。『まだまだ行けるぞ』というところだと思うので、複雑な気持ちです」と、プロとして出場機会を追い求める決断をした、伏見の覚悟に理解も示している。
たくさんの知識を授けてくれた
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ロッカーが隣同士だった2人は、野球のことからプライベートの話まで、様々な言葉を交わしたという。「寅威さんがもっともっと試合に出たいというのも、ずっと伝わっていましたし。でも、そんな中でも後輩の僕たちに、たくさんいろいろな知識を教えてくれるので。(オリックスで)日本一にもなっていますし、ありがたかったなという感じですね」。
伏見が抜けて年長者の仲間入り
若い選手が多いチーム構成の中での伏見の退団。それゆえに来月28歳になる郡司は、野手陣の中でも年長者の部類に入る。「僕が下手したら、もうベテランの数え方になってしまうので、そこもどうしてくれるんだ、という感じですけど(笑)。そこは責任感を持ってやれるので、いいかなと思います」と、チームを引っ張る覚悟はすでにできている。

お立ち台でふざけたいタイプなので
普段の態度や、チームメートにかける言葉など、キャプテンシーの示し方には様々あるが、郡司はこれまで通り己を貫いて、その姿勢を示そうとしている。「特別やることは変わらないというか。やっぱり試合に出ている以上は、結果で引っ張っていくしかないと思うので。言葉で引っ張れるタイプでもないですし、常にヒーローインタビューとかでふざけていたいタイプなので(笑)、結果で引っ張っていければなと思います」。今季は攻守両面でチームを活気づけたユーティリティープレーヤーが、来季はさらなる結果をはじき出し、10年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献する構えだ。
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