【一問一答】侍・北山亘基が2回無失点 「中継ぎも先発も僕の中では垣根がない」新庄監督に感謝
4番手のリリーフで登板し、2回を無失点に抑えた北山=撮影・宮永春希
■ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 韓国4-11日本(11月15日、東京ドーム)
日本ハムの北山亘基投手(26)が、9-3の六回から4番手でマウンドへ。2イニングとも走者を背負ったが、2回を無失点に抑えた。試合後の一問一答は以下の通り。
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―投球を振り返って
「初回リリーバーの入りをして、球速も出ていましたし、とりあえず抑えられて良かったなと。2イニング目はちょっと力みが出て、投げ急いだのと、(イニングを)またいだあと、落ち着いてテンポをつくっていけばいいなっていう課題も出ました」
―投げ急いだのはピッチクロックと関係なくか
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「それもありますね。急かされる、ずっと後ろで急かされている感覚があるので、そこが自分の中で体内時計というか、これくらい使っても大丈夫と肌感覚で覚えたらもうちょっと焦らず投げられるんじゃないかなと思うんですけど。1イニング目に行ったときも残り2分20秒までいったんですけど、ボールがなかなか届かなくて。1分40秒くらいまでボールが触れなくて、それも焦ったんですけど、イレギュラーもあると思うので、うまく心を落ち着かせながら投げる術みたいなものも経験しながらつけていかないとなと思いました」
―味方が6点取った直後のマウンドだった
「登板前かなり間延びして長い攻撃だったので、そこも難しかったですし、中継ぎなのでいろいろタフな場面で環境も変わる中で行かないといけない。過去の経験も生きていますし、きょうは比較的入りは悪くなかったので良かったかなと思います」
七回2死一、二塁、投ゴロを処理する北山
―久々の中継ぎ登板で心がけたことは
「中継ぎも先発も僕の中では垣根がないというか、それこそ新庄監督が常識を覆すような起用でたくさん投げさせてもらったので。それが僕の中で当たり前になっているので、先発だから中継ぎだからとかは特にない感じはしますね」
―自己最速タイの157キロが出た
「ボールが変わっても球速が出ているのはすごく良いことだと思いますし、もうちょっと自分のピッチング、ここから本戦に向けてどうなるか分からないですけど、もしそうなった場合はしっかりもっと馴染ませて、自分のピッチングによりボールを馴染ませていけたらもっと思い通りのピッチングになっていくんじゃないかなって実感がきょうありました」
―能見投手コーチと話していたが
「ちょっとバテた? と言われて、バテたかもしれないです、と冗談半分で。全然悪くなかったでしょと言われて、内容自体は四球を出したんですけど、感覚的にはボールも強かったですし、大きく悪い感じはなかったので、結構、前向きな言葉をかけてもらいました」
七回2死から連続四球を出し、能見コーチ(左)から声をかけられる北山
―今年最後の実戦マウンドになったと思うが
「やっとシーズンが終わったなって。長かったので。オールスターも選んでもらって、なかなか休みなくCSまで行って、すごい激動の1年というか新しい経験ができた1年だったので、しっかり休んでまた来年に向けて頑張りたいです」
―シーズン総括の際に、この期間を噛みしめたいと話していたが
「めっちゃ楽しかったです。こんな贅沢な環境はないですし、京都の田舎で生まれ育ったいち野球小僧としてはやっぱり感慨深い気持ちになりましたし、試合前のベンチでも感じましたし。有り難いことだなとつくづく思ったので、マウンドでもすごい楽しかったです」

―選手としてもてっぺんに近づいてきたのでは
「まだまだこうやって侍のカテゴリーに選んでもらっていますけど、終わりはないと思うので、行けるところまで行きたいと個人的には思っています」
―同学年の清宮幸もインスタグラムで「いけーーー!!」と登板を応援してくれていた
「そうっすね。さっき見ました。いいやつですね(笑)。ちょっとうれしかったです。後で連絡しておきます。清宮フレンズ含めて切り替えて頑張りたいと思います」

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