北山亘基 侍ジャパンで順調な調整 仲間への思いも語る「毎年、清宮フレンズが…」
15日の韓国戦に登板予定
日本ハムの北山亘基投手(26)が、野球日本代表「侍ジャパン」の一員として15日に行われる韓国との強化試合(東京ドーム)に登板する。14日の公式練習ではキャッチボールなどで調整し、「今のところはいつも通りの感じで過ごしていますし、ファンの方が入って歓声がある中で相手もいると雰囲気も引き締まると思う。そこでアドレナリンが出ると思います」と落ち着いた表情で話した。
背番号57にはすでに違和感が…
今シーズン途中に背番号を「15」に変更したが、日本代表では以前まで付けていた「57」を背負う。「シーズンで2回も背番号、変わる人いないですよね。出戻り57です。僕の感覚の中で15が強くなりました。57は違和感があります」とちょっぴり照れくさそうだった。
侍ジャパンに初選出された昨年11月のプレミア12では、中継ぎとして4試合に登板。ロングリリーフやセットアッパーとタフな役割をこなし、存在感を示した。今年もメンバーに選ばれ、宮崎での合宿にも参加。「北海道から行ったら暑さが違いました」と驚きもあったというが「睡眠と食事をしっかりやったのでアジャストできました。だいぶいい感じです」と笑顔をのぞかせた。
課題と向き合い、新ルールにも順応
来季も見据え、日々過ごしてきた。「自分の課題は明確なので、このキャンプ期間も意識して過ごしましたし、あとは去年プレミアで一緒にやった選手もいっぱいいるので久しぶりに会って楽しい感じです。普通に楽しくしゃべっています」。宮崎では〝投手会〟が開催されるなど、リフレッシュもできたという。
新ルールにも順応しつつある。シーズン終了後から、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で使用するボールで練習を開始。「急ピッチ感はあるんですけど、そんなことを言っていられないのでアピールして。地に足つけて行きたいです」。同大会で導入される投球の制限時間「ピッチクロック」、サイン伝達機器「ピッチコム」についても「元々テンポは遅くないので、そんなに気にならないです。むしろ速く、投げ急がないことが大事だなと思います。秒数ある分、しっかり使いながら間を取って投げたいです」とうなずいた。

