矢沢宏太 〝同期入団〟伏見とはプレゼント交換する仲 「昨日もLINEで」届いた期待の言葉
2024年5月4日のオリックス戦で中継ぎ登板し、無失点に抑えた矢沢(左)に声を掛ける伏見
入団年に伏見がオリからFAで加入
日本ハムの矢沢宏太投手兼外野手(25)が、阪神にトレード移籍する伏見寅威捕手(35)との〝約束〟を果たすことを誓った。オリックスからFA加入した先輩とは、同じ2023年入団。食事に連れて行ってもらうなど、可愛がってもらってきた。「さみしいっすね、みたいな感じでLINEしました。同期入団って感じですし、(今年)3年目で。やっぱりさみしいよな~みたいな感じで返信もらいました。でも、まだ会えるし、またご飯行こうぜみたいな感じでしたね」としみじみ語った。
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「福神漬のような」
2024年5月4日オリックス戦で矢沢(左)を祝福する伏見
いつも優しく、寄り添ってくれる「寅威さん」は、なくてはならない大きな存在だった。「カレーライスでいう福神漬のような」。自身の経験を踏まえ、守備についてさりげなくアドバイスしてくれることもあった。矢沢の出身である日体大と、伏見の東海大は同じ首都大学リーグ。「僕の大学の時のピッチングコーチ、辻さんが寅威さんとつながっていて、それが始まりで。初ヒットを打って、(プレゼントを)もらいました。誕生日とかももらって、返して」。
お互いの誕生日には最上級の贈り物 「きょうも寅威さんにもらった…」
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実は今年の誕生日に、とっておきのプレゼントを贈っていた。自身が使用しているグラブメーカー「Ryu」に、キャッチャーミットをオーダー。「今年はキャッチャーミットをあげました。もうこれは飾るわって言っていました。インテリアになっているかもしれないです」。矢沢も伏見からプレゼントでもらった服やスニーカーは、日頃から身につけるようにしている。「きょうも寅威さんにもらったバケハ(バケットハット)をかぶってきました。スニーカーも、あとTシャツも2枚くらいもらったかな。しかも、最上級にいいやつです」とうれしそうに明かす。
対戦も楽しみ「ささやかれますね」
プロ3年目の今季はキャリアハイとなる86試合に出場し、来シーズンも野手一本で挑む。交流戦、日本シリーズでは、捕手・伏見と対戦する機会があるかもしれない。「キャッチャーで寅威さんがいて、バッターって感じですね。ささやかれますね。たぶん。楽しみです」。そんな先輩捕手から、掛けられていた言葉がある。「節目、節目には『レギュラー獲れよ』って言ってもらっているので、昨日もLINEで言われましたし」。期待に応えることが、何よりの恩返しになるはずだ。
今年10月20日に行われたソフトバンクとのCSファイナル、郡司の適時打で生還した矢沢(左から2人目)を出迎える伏見(同3人目)
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