梅林優貴 ムーキー・ベッツとLAで再会できるか… 渡米を計画中「もし1日でも、1時間でも会えるなら」
鎌ケ谷の室内練習場でキャッチボールする梅林=撮影・近藤裕介
ベッツから始まった1年
日本ハムの梅林優貴捕手(27)が連日、鎌ヶ谷で精力的に汗を流している。14日はグラウンドでキャッチボールなどを行い、来季へ向けて準備を進めた。
全ては、ムーキー・ベッツから始まった1年だった。ワールドシリーズを制したドジャースで、1番・大谷の後ろを打つスーパースターと、今年1月に関係者を通じて日本で対面し、そこから合同自主トレに発展。3日間、マンツーマンで打撃指導を受ける夢のような時間を過ごした。

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今季は1軍での出場こそ2試合にとどまったが、2軍では.308と高打率をマーク。「今年の1年間は、ベッツと会った6、7時間で教えてもらったことを、ずっとやってきました。良い感覚があります」と、〝ベッツ打法〟に自信を深めている。
ワールドシリーズ後にメッセージ送信
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ただ、完成にはまだまだ遠い。何度も自身の打撃動画を見返し、試行錯誤を繰り返す中で、シーズン中から「もう一度ベッツに直接会って、話が聞きたい」という気持ちが膨らんでいった。ワールドシリーズ終了後、タイミングを見計らい、梅林はベッツにメッセージを送った。
「ワールドシリーズ、見ていました。おめでとうございます。今年、1年間、教えてもらったスイングに取り組んだので、すごい感覚が良くなっています。ただ、やってみて気づくこともいろいろとあったので、一回、会って話をしたり、練習したりできませんか。もし、1日でも、1時間でも会えるなら、LA(ロサンゼルス)に行きます」
ベッツからの返信はまだないが、いつ快諾があってもいいように、すでに渡米の用意を始めている。「連絡があったら、いつでも行くつもりです。きのうは旅行会社に行って、どのぐらい(の費用)で行けるかとか、ホテルも調べてもらいました。いつでも行けるような準備はしています」。費用は高額になるが、惜しまず〝投資〟するつもりだ。

レベルをもう一段階上げるために
直接、会話をすることで、もう一段階レベルアップできると確信している。「もっと聞けたら、もうちょっと良くなりそうな手応えがあるんです。ベッツが今年、不調だったときに、マイナーの時の映像を見ていたという話もしていたので、その辺のことも、いろいろ聞けたら良いなと思います」。
今後も返信が来なければ、諦める。ただ、チャンスにはしっかり食らいつく。「普通は、もっと気を使う人が多いので、こんなにがっついているのはたぶん、僕ぐらいなんですよ。でも、そこはがっつかないと。がっついた方が良いなと思っているので。このまま連絡が返ってこなかったら諦めようかなと思いますけど、まずはもう攻めるだけ攻めます」。野球が上手くなるためなら、何でもする。〝師匠〟に熱い思いを伝え、がっついて、吉報を待つ。
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