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2025/10/08 21:15 NEW

梅林優貴 今井後遺症から脱却「ベッツがいいきっかけをくれました」〝すずうめ〟の近況は…

途中出場で2打数2安打と躍動した梅林(中央)=撮影・近藤裕介

■みやざきフェニックス・リーグ 日本独立リーグ選抜2-8日本ハム(10月8日、アイビー)

 日本ハムの梅林優貴捕手(27)が、ポストシーズン期間中の1軍再昇格を期し、みやざきフェニックスリーグで汗を流している。この日は七回から代打で出場し、左中間フェンス直撃の二塁打を含む2打数2安打と躍動した。

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 「(フェニックス開幕からの)2日間、マジで(打撃が)良くなくて。最近の横からの映像を見られていなかったので、試合前のバッティング(練習)で横映像を撮って、(問題点は)ここかなってところがあったので、そこを修正しました。きょう打席に立つかは聞いていなくて、立てたら良いなと思っていたら、代打で出られてそれを試せて、そのまま良い結果が出て良かったです」

途中出場で打席に立つ梅林

 

ベッツと3日間の合同自主トレも

 今オフ、メジャーMVP受賞経験者のムーキー・ベッツ(ドジャース)と奇跡的に、3日間の合同自主トレを行った。教えを受けた〝ベッツ打法〟で、2軍では打率.308をマークした。

 ただ、日本のトップレベルには通用しなかった。8月に今季初昇格し、最初に対戦した投手が、西武のエース・今井だった。156キロの直球と、キレが尋常ではないスライダーに手も足も出ず、3打席立って3三振。結局、1軍では5打席快音を鳴らせず、出場2試合で登録を抹消された。

 鎌ケ谷に戻っても〝今井の残像〟は消えず、不調に陥った。

今オフ、ベッツ(右)と会食し、記念撮影する梅林=本人提供

 

今井の速球とスライダーが残像に

 「今井と対戦して、これはダメだなと、このままじゃダメだってすごく思ったんです。あの時の156キロと、あのスライダーを打つために、どうやって練習したらいいかなって、そこからずっと考えすぎて、(どつぼに)ハマってしまった。自分にプレッシャーをかけながら練習していたのが、また悪かった。8月から9月にかけて、結構、ハマっていましたね」

 春季キャンプ中、何度も打撃に悩み、そのたびにベッツ打法との決別を繰り返した。それでも開幕前には「もう決ベッツ(決別)しない」と、フォームを固めたはずだった。

 「シーズン中って、結構考え方が変わっちゃうんですよね。僕も今年、成績は関係なく、良いスイングをしに打席に入ろうってずっと思って入っていたんですけど、やっぱり人の成績も気になっちゃいますし、相手ピッチャーのことも気にしちゃいますし。(状態が)悪くなったら、そうなってしまう」

9月に再びベッツからアドバイスが…

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