ファイターズ
《ハム番24時》11月12日
秋季キャンプが終わってからの3日間、エスコンのグラウンドでは、休まずトレーニングに取り組む玉井の姿を見ることができた。「休んじゃうと、(体が)動かなくなっちゃうかなと思うので、動かしていこうかなと思います」と、4勤1休のペースを基本にしていくという。
7日には、今季取得したFA権を行使せずに日本ハムに残留することを表明した。それから5日間が経過し、さぞ玉井の元には、残留を喜ぶ人々の声が多数届いているのでは。そう思い尋ねると、「いや、特には(笑)」と予想外の答えが返ってきた。「たぶん(日本ハムを)出て行くとも思われていないでしょうし、そんな雰囲気はFA(権取得)の時から思っていたので」と、本人は淡々と語るが、生え抜き道産子右腕の残留を心から喜んだファンはとても多かったことは間違いないだろう。
「今年は最初から(1軍に)入れなかったので、まずは開幕(1軍)をしっかりというところと、その中でやっぱり優勝したいので。そこの一員として、最後まで1軍でやれたらいいなと思っています」。愛着あるユニホームを引き続き着用して迎えるプロ10年目のシーズン。ファンとともに喜びを分かち合うためにも、背番号19が年間を通して躍動し続けることを期待したい。