【一問一答】玉井大翔 北海道愛を貫き残留「来年、頑張れそうな契約をいただけました」
来季の残留を表明した玉井=撮影・松本奈央
復活を遂げた道産子右腕
日本ハムの玉井大翔投手(33)が7日、エスコンフィールドで会見を行い、今期中に取得した国内FA(フリーエージェント)権を行使せず、来季も残留することを表明した。単年契約で、年俸は6600万円プラス出来高(金額は推定)。一問一答は以下の通り。
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―残留を決めた理由は
「道産子ですし、やっぱり北海道が好きですし、この球団が好きなので、残留することにしました」
―いつ決めたか、球団から何か話があったか
「考えますとは言いましたけど、ほぼ心は決まっていたので、というところです」
―残留の決断理由に、ファイターズに対する特別な情熱があるか
「そうですね。やっぱり生まれ育った場所ですし、地元の人たちもたくさん応援してくれていますし、やっぱり特別な思いはあります」
秋季キャンプで球場入りし、笑顔の玉井
―今年は40試合の登板でフル回転。振り返って
「全体的には、まとまっていたかなというところではあるんですけど、開幕から(1軍に)いられなかったので、そこは悔しいですし、チームとして優勝できなかったのがやっぱり一番、悔しいシーズンだったなというところがあります」
―優勝や日本一への思いは、今年さらに強くなったか
「そうですね。CS(クライマックスシリーズ)、僕は投げたのが初めてだったんですけど、その場面を経験して、より一層、優勝したいという気持ちは強くなりました。本当にキャンプをやっていても、みんなその思いはより強くなっていると感じるので、来年こそはという思いです」
―昨オフは肘の位置を下げた。今回のオフはどのように時間を使っていきたいか
「このオフは今年取り組んできたことの延長線上になるのかなと思っているんですけど、スタイル自体は変わらないと思うので、インコースを突きながらベースの幅を広く使ってというところだと思うので、そこは変えずに、一つ一つのことをレベルアップしたりとか、出力を上げていったりとかというところに時間を使っていきたいなと思います」

―来季は10年目の節目になる
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「もう本当に、ここまで早かったなというのが正直なところで、入団した時は正直、こんなにやれると思っていませんでしたし、FA権なんて想像もしていなかったので。ここからはもう本当に一年一年の勝負だと思っているので、そのつもりで来年からも頑張っていきたいと思います」
―節目のシーズンはどう優勝に貢献していきたいか
「中継ぎだとしたら、やっぱり勝ちパターンで投げたいなという思いがあるので、勝ちの1イニングを投げた中で、最終的にチームが優勝、日本一になれればいいなと思います」

―球団からの言葉は
「来年も戦力として考えているので、ぜひ残ってくださいという言葉はいただきました」
―要望したことは
「来年も頑張れる契約が欲しいということは、はい(笑)。ぐらいです」
―契約以外のところでは
「中継ぎのところで、バックアップだったりとか、試合で投げていない、目につかないようなところでも、やっぱり頑張っている選手たちも多いですし、そこも疲労はすごいたまっていくポジションではある。僕も経験していたポジションですけど、そういうところは評価してほしいという話はしました」

―FAを取ってからここまで、悩みなく決まったか
「そうですね、はい。もうほぼ残る、そもそも選択肢があると思っていなかったので、それもそうですし、やっぱり応援してくれる人は北海道にたくさんいるんで、残りたいという気持ちは最初から強かったです」
―けがから復活。球団からは称賛の言葉は
「そうですね、去年があった中で、今年よく頑張ったと思います、と言ってもらいましたね」
―来季、残したい数字は
「やっぱり今まで50試合というところはある程度こだわってきた部分があるので、そこは目指したいなと思います」

―頑張れる契約はしてもらえたか
「そうですね、はい(笑)。自分が納得した中で、来年、頑張れそうな契約をいただけました」
―1年投げて、体の疲労は
「やっぱり1軍と2軍では、またちょっと疲れ方が違うなとあらためて感じましたけど、全然、体の方は元気なんで、まだまだやれるというところは強いと思います」