玉井大翔 来季も共闘する〝みやさん〟のすごみを笑いありで解説「ずっと般若の顔をしてー」
試合前の練習で談笑する玉井(右)と宮西
■秋季キャンプ(11月8日、エスコンフィールド北海道)
あらためて語る「宮西尚生」
日本ハムの玉井大翔投手(33)が残留会見から一夜明け、同日に残留、現役続行を表明した宮西尚生投手(40)に言及した。公私ともにお世話になっている兄貴分と来季も共闘。慕っている〝みやさん〟へ、笑いを交えて熱いメッセージを送った。
【ファイターズの最新記事はコチラ】
年齢を重ねるたびに、ひしひしと感じる。40歳を過ぎて1軍のマウンドに立つことが、いかに大変か。想像するだけで、偉大さを実感し「 たぶん、中継ぎで何が一番きついかって、肉体的なことはもちろんそうですけど、気持ちの面。何年もずっと勝ちパターンで投げている人は特に。ずっと切れずにやっているところ。本当に気持ちが強いなというか、そこが一番すごい 」と心の底からリスペクトしていた。

今も昔も変わらないのは…
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
毎日のように準備する。心は休まらない。勤続疲労は蓄積されていく。
「普通なら気持ちが切れても(おかしくない)。しかも、もう稼いでいるじゃないですか。そうなったら、もういいやって思いそうなところもあるのかなと。僕はそこまでいったことがないので分からないですけど。マウンドでの表情とか(若手時代と)変わらない。ずっと般若の顔をして投げているじゃないですか。最近は昔と比べて少し表情が緩む時もありますけど。そこの気持ちの強さですよね」と独特の例えを交えて表現した。

勝負に徹する厳しさや1球に懸ける執念が顔に表れるのかもしれない。前人未踏の400ホールドが証明するように、リリーフを極めようとしてきたパイオニアのプライドが垣間見える。簡単には近づけない領域。打者を威圧するような般若の形相は絶対にまねできないそうで「なんですかね。なんかもう半分、顔で抑えています、あの人。顔と名前でもう抑えられますから」と敬意を持ってイジることも忘れなかった。
キャリアを重ねて再認識する卓越性
30歳を過ぎてから、ベテラン左腕の姿を見習い「みやさんがやめるまでは僕も投げ続けたい」と誓っていた。心を奮い立たせてくれる先輩の存在が戦う原動力になっている。「この先、何年でも現役で続けてほしいですけどね。ここまで来たらもう、岩瀬さんの記録(歴代最多1002試合登板)を抜いてほしい。結局は僕の方が先にやめることになる気がしますけど、しぶとくいきたいです」
信頼の絆で結ばれた〝みやたま〟のストーリーは、これからも続いていく。
