コンサドーレ
2025/11/08 17:00 NEW

【プレーバック】J2第36節 札幌3-1大分

 

■11月8日、札幌・大和ハウスプレミストドーム

高嶺2得点でホーム5試合ぶり勝利

 北海道コンサドーレ札幌は大分トリニータとホームで対戦し、3-1で快勝した。前節の千葉戦に敗れてJ1昇格プレーオフ進出の可能性が断たれた12位の札幌は、ボランチのMF高嶺朋樹主将(27)が2得点、荒野拓馬(32)が1得点と気を吐き、ホーム5試合ぶりの勝利を手にした。

 ホーム戦4連敗中で意地を見せたかった札幌とJ3降格圏18位と勝ち点6差の大分は互いに負けられない一戦。序盤から激しい競り合いを見せた。

 先手を取ったのは札幌。前半9分、敵陣右サイドのスローインから荒野が高嶺、MFスパチョーク(27)と2度のワンツーパスを成功させてペナルティーエリア内に侵入し、ゴール左へ流し込んで先制点を挙げた。

 同39分には高嶺が敵陣で相手GKからMF天笠へのビルドアップのボールにプレスを掛け、奪ってそのまま左足でゴール右に蹴り込んで2点目を挙げた。

 後半に入り、9分に大分に1点を返されたが、札幌も攻撃の手を緩めない。同27分に相手のゴールキックを跳ね返すと、FWアマドゥ・バカヨコ(29)がそのボールをダイレクトで相手DFの裏へボールを出し、予測して飛び出していた荒野へパス。荒野はそのままペナルティーエリア手前まで運んで右足シュートを放つも惜しくも左ポスト。直後の同分には、相手陣地左サイドのスローインの流れから左クロスを上げ、折り返しを再び荒野がシュートを放ったが、ここは相手GKのファインセーブに防がれた。

 待望の追加点が生まれたのは同32分。右CKのクリアボールを相手ペナルティーエリア手前で高嶺が反応し、左足ダイレクトボレー。左足のアウトサイドで回転を掛け、密集した選手の中をすり抜けてゴール左下に突き刺した。高嶺はこれでチームトップの10得点目。キャリアハイとなる2桁得点をマークした。

 札幌は後半アディショナルタイムに入っても攻撃的姿勢を崩さず。途中出場で左CBに入ったDF中村桐耶(25)がオーバーラップして相手ペナルティーエリア内でバカヨコにラストパス。これをバカヨコがスライディングで左足シュートを放った。ここも惜しくも相手GKに防がれたが、最後までアタックしてプロとしての意地を見せた。

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