コンサドーレ
2025/11/08 18:10 NEW

《大分戦後》顔を上げてみんなで準備してきた。彼ら2人が結果を出してくれてうれしい《柴田Talk》

 

■J2第36節 札幌3-1大分(11月8日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)

 試合後の会見に応じた柴田慎吾監督(40)の主な一問一答は以下の通り。

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―試合を振り返って
「J1昇格の目標が達成できない中で、心の底からは喜べない勝利です。選手たちはプロとして意地を見せてくれたし、何よりも久々にホームで勝てて良かったです」

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―大分のカウンターを警戒して臨んだ試合で、前半はほぼ完璧に抑えこんだ
「1つは攻撃で押し込めて、悪い奪われ方がなかった。深い位置まで進入できたことでカウンターをさせないことにつながった。その中でも危ないシーンになりそうな展開が何個かあった。そこはハーフタイムで伝えて修正しました」

―ボランチの荒野と高嶺のゴールで勝ちきった。中盤を制圧した2選手への評価を
「荒野は前半の先制点を含めてゲームをつるくだけでなく、最後に危険なエリアに入って結果も出してくれた。ゲームをつくり、ゴールにつながるプレーをしてくれたことはすごく評価できる。高嶺に関しては、さすがのプレー。担当はより後ろめでしたが(チーム全体で)押し込めば押し込むほど、ミドルシュートを打てるエリアが空いてくる。1点目の荒野はチームとして危険なスペースに入ることを体現したプレー。高嶺もチームとして相手を押し込んだ結果、ミドルが生きるスペースが空いた。2人とも素晴らしいプレーでしたが、チームのプレーがあったからゴールが生まれたと思っています」

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―後半開始直後は大分ペースになった
「前半の入り、後半の入りはすごく重要。その中で失点してしまって2-0から2-1になって、相手がエネルギーを盛り返せる展開になってしまった。大分はメンバーを3人代えてきた中で、FWのタイプが変わって前からのプレスと背後を狙ってくる意図を感じた。そこで失点してバタバタしたが、そのタイミングで宮澤を投入してゲームを落ち着かせて、かなり流れが変わった。その後の交代も細かいところはあるが、ターニングポイントは宮澤がゲームを落ち着かせたところです」

―昇格の可能性がなくなり感情的に難しいゲームで新旧キャプテンが白星を引き寄せた
「本当に難しいメンタル状況でした。1週間、その難しい中でも顔を上げて歯を食いしばってゲームに向けてみんなで準備をしてきた。新旧キャプテンは在籍年数も長く、彼らはアカデミー出身でコンサドーレを象徴する選手たち。彼らを中心に顔を上げてやってきた。彼ら2人が結果を出してくれて、僕もアカデミーが長かったのでうれしい気持ち。トップの監督としては本当に信頼できる、たくましい選手だなとあらためて思いました」

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―GK菅野が2試合連続スタメン。起用の狙いは
「それぞれキャラクターがあって、選手には強みや弱みがある。その中で今、菅野を起用しているのはゴールを守る、シュートストップのところ。トレーニングから素晴らしいものがある。前節の千葉戦は難しい状況だったが、どんなときもプロフェッショナルとして準備している。失点シーンについて高木とも共有しているが、もう少しゴールを守るところ(を強化したい)。どんなに攻撃的でも、先に失点するとゲームが難しくなる。そこを含めてチームとしての流れを変えることも意図していた。シュートを止めることを期待して菅野を起用しました」

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