コンサドーレ
2025/11/07 21:00 NEW

【一問一答】GM就任会見に臨んだ河合竜二CRC「信頼を取り戻して愛されるクラブにしたい」

GM就任会見に臨む河合竜二CRC=撮影・北波智史

このクラブに生かされ成長させてもらった

 北海道コンサドーレ札幌は7日、河合竜二CRC(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン、47)が、12月12日付けでGMに就任することを発表し、同日に札幌市内で会見を開いた。出席した河合CRCと石水創社長(43)の一問一答は以下の通り。

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―はじめに
石水社長「先日の千葉戦で今季のチーム目標であるJ1昇格が潰えてしまいました。応援してくださったファン、サポーター、パートナー企業に対して大変申し訳なく思っています。まだシーズンは残り3試合ある。続くので最後までしっかり闘っていきたい。勝負にこだわって闘いたい。シーズンを通してのレビューはシーズン終了時に改めて発表したい。本日は河合竜二さんがGM就任することになりました。経緯につきまして私から質問などに答えたい。シーズン途中の段階でJ1昇格が潰えた。このタイミングでどのチームより早く強化、編成含めて早く竜二さんに入ってもらってチーム強化に関わってもらいたいと思ってこの会見を開きました。今後は私が経営の方に専念して、強化は河合GM、竹林部長に任せたいと思っている。経営と強化の両輪を回すことがクラブにとって大切。密にコミュニケーションを取りながらやっていきたい」

河合CRC「このたびGMに就任することになりました河合竜二です。4月にまちのミライ社長に就任し社長業に精進して参りましたが、先月中旬に(石水)社長からGMへの打診があった。迷いはありましたが、私自身プロサッカー生活22年。この経験をサッカー界に生かしたい、還元したい。このクラブの力になりたい。そういう思いが強く、オファーを引き受けました。GMを引き受けるにあたって、まちのミライの社長という立場なので、ステークホルダーの皆様にはご迷惑をおかけして、大変心苦しく思いますが、ご理解いただきたいと思います。私は現役時代に闘将というあだ名が付いていた。熱い気持ちでクラブのために尽力しますので、みなさま応援よろしくお願いします」

大勢の報道陣が集まり、河合CRCのGM就任会見が行われた

 

―打診時の心境は
「電話があって、いよいよ来たかという気持ちでした。まちのミライ代表という立場でもあるので、どうしようかな? と社員の顔が思い浮かんだのが事実です。ただこのクラブに僕は生かされて成長させてもらった思いがある。この恩を返す絶好の機会。僕以外に適任者はいないと思っています」

―今季の戦いをピッチの外から見て
「選手は一番苦しく、悔しい気持ちでいる。フロント、スタッフ、パートナー企業のみなさまも全員がもどかしく悔しい気持ちでいっぱいでした。そんな気持ちがあったことも素直にGMを引き受けた経緯です」

―思い描く取り組みは
「僕の中には2つあります。1つはフットボールフィロソフィーの徹底です。昨年決まったフィロソフィーは走る、闘う、規律を守る。その笑顔のために。フットボールをする以上、最低限のことだと思っている。その上で戦術や個人の特長を出せば、もっと良くなるはず。練習から走る、闘う、規律を守るというところを選手とコミュニケーションしながら。アプローチ方法も変えるけど、選手が100%気持ちよくフィロソフィーを体現できるよう導きたい。スタッフにもそんな声掛けをしたい。もう1つは地域に愛されるクラブづくりをすること。これまでもコンサドーレとして地域貢献、社会貢献をしてきたが、多くの皆様に応援してくださるクラブにしないと未来はない。より多くの人に知ってもらうために選手の力が重要。そのために選手は学校訪問などをしているが、いろいろな社会貢献をして子供たちに夢や希望を与える活動をしたい。応援される人間力も必要。人材教育もプランにあります」

―Jは来季、秋春制に移行する

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