ファイターズ
《ハム番24時》11月3日
優しいお兄ちゃんの一面が垣間見えた。清宮幸の弟で早大野球部の福太郎が、2日に行われた早慶戦でリーグ戦初安打を放った。
テレビで試合を見ていたという兄は「結構、泣きそうでした。あぁよかったぁ」とニッコリ。大学ラストゲームで快音を響かせ、「最後、本当に神様いるんだなって。彼も少しは報われたんじゃないかなと思います。何より自分のことのようにみんなが喜んでくれていたので、本当にいい仲間たちに恵まれているなって」としみじみと語った。
「昔からかわいいやつだった」という弟は、幼少期から北砂リトル、調布シニア、早実と兄と同じ道を歩んできた。大学卒業後は、選手生活に終止符を打ち、一般企業に就職する。「彼はリトルリーグの自分たちの代は全然ダメだったし、中学もダメだったし、高校もコロナだったりで満足に野球ができなくて、大学に行ってもなかなか出られなかった。思い描いてた野球人生じゃなかったと思うんですけど…僕もいるし。すごく彼しか分からないプレッシャーがあったと思うんですけど、それは彼にしか味わえない。自分の人生の財産になる、誇りに思って、生きていってほしいなと思います」と言葉をつないだ。
清宮幸は前日、自身のインスタグラムに「めっちゃあります。まだまだある」という兄弟の写真を5枚投稿していた。「いい兄貴でいたいっす」。弟さんにとって、プロの世界で活躍するお兄ちゃんは自慢の存在だろう。