プロ野球
2025/10/24 07:00 NEW

仙台大の侍スイッチヒッター・平川蓮が広島から1位指名 背中を押してくれた名門監督の父

広島から1位指名を受け、チームメートと喜ぶ仙台大の平川(中央)=撮影・宮永春希

広島と日本ハムが外れ1位で競合

 プロ野球ドラフト会議が23日、東京都内で行われ、日米大学野球選手権で4番も打った仙台大の平川蓮外野手(4年、札幌国際情報)が広島と日本ハムから外れ1位で指名を受け、抽選の末に広島が交渉権を獲得した。左右両打ちで、どちらの打球速度も170キロ超え。走攻守のそろった長距離スイッチヒッターで、父は高校野球の名門・北海高の指揮を執る平川敦監督(54)だ。

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 広島がくじを引いた瞬間に笑顔はなかったが、「まさかこの順位で呼ばれるとは思ってなくて、すごい自分も頑張りたいなと思いましたし、今日は喜んで、明日からしっかり練習をして、ふさわしい野球人として頑張っていきたいと思います 」と声を弾ませた。

 監督就任後、11人の教え子をプロへ送り出してきた父も、息子のプロ入りとなると「1位指名、びっくりですね。よくここまで頑張ったと思います。入ることが目的じゃなくて、活躍することが目的になる。また、必死に練習してほしい。就職が決まったので良かった(笑)」と喜んだ。

北海高の指揮を執る平川敦監督

 

遅咲きスラッガー

 いまでこそ全国有数の逸材に成長したが、札幌国際情報に進むまでは全くの無名。遅咲きのスラッガーの原点は、節目で背中を押してくれた父の存在が大きかった。

早生まれだったせいで…

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